離乳食専用の鍋やフライパン、すり鉢や裏ごしする道具、包丁やまな板などなど・・・新たに買いそろえるべきか、迷いますよね。
実際、赤ちゃん専門店には離乳食用の調理器具が販売されていたりします。
それに、哺乳瓶を毎回消毒していたことを思い起こすと、料理器具や食器も消毒が必要なのでは・・・?と考えてしまいますよね。
結論は、赤ちゃん専用に調理器具は揃えなくてもOKです。
消毒も毎回しなくて大丈夫!
理由は、
- 離乳食をはじめるころには赤ちゃんの免疫がアップしている
- 離乳食は基本的にしっかり火を通している
ため、心配しすぎなくても大丈夫です。
わたしも2回、離乳食作りを経験したんですが、初めての離乳食作りの時はすり鉢などを購入しました。
が、使いづらくてほとんど使いませんでした!
それよりも、小さめの鍋やフライパンがあると便利です。
自宅にある場合は、わざわざ買い足さなくて大丈夫。
それに、必要だな・・・と思ったときに買い足すのがいちばんムダがなくて済みます。
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離乳食の鍋は分ける?
離乳食作りで使う鍋や包丁などの調理器具は、赤ちゃん専用に揃えなくても大丈夫です!
赤ちゃんにミルクを与えるときは、毎回哺乳瓶を消毒して、ものすごく衛生面に気を付けていましたよね。
そのため、離乳食で使う鍋やフライパン、食器やスプーンなども毎回消毒したほうがいいのでは?と思っちゃいますよね。
ですが、毎回の消毒は不要ですし、いつも大人の食事を作るときに使っている調理器具をそのまま使っても大丈夫です!
理由は3つ。
- 離乳食を始めるころには赤ちゃんの免疫が高くなっている
- 離乳食は基本的にしっかり加熱している
- ミルクは菌が繁殖しやすい
離乳食を始めるころには、赤ちゃんの免疫機能は新生児のころよりアップしているんです!
母乳やミルクからたくさん栄養をとって成長しているんですね。
それに、離乳食は基本的にしっかり加熱しますよね?
しっかり加熱した食材は、菌も死滅していますので、神経質になりすぎなくて大丈夫なんです。
さらに、粉ミルクとは違い、離乳食の食材は簡単に菌は繁殖しません。
粉ミルクって栄養が豊富なため、放っておくと菌が繁殖しやすいんです。
そのため、粉ミルクを与えた哺乳瓶は、毎回しっかり消毒する必要があったんです。
離乳食の調理器具を大人といっしょにするメリット
調理器具を買う費用を節約できる
離乳食専用の調理器具ってたくさん販売されているため、アレもコレも必要なのかな?と不安に思っちゃいますよね。
実際、わたしも悩んで、離乳食専用のすり鉢などのセットを購入しました。
・・・が、使いづらくて、ほとんど使わずに終わりました!
二人目の離乳食作りは、専用の鍋などは全く購入せず、家にあるもので代用しました。
たとえば、おかゆを裏ごしするのは、スプーンと編み目の小さいザルがあれば代用できます。
家にあるものや、ちょっと買い足すだけでかなりやりくりできるんです。
・・・とはいえ、どんな調理器具を買い足せばいい?
小鍋があれば便利!って聞いたことあるけど、離乳食に最適な小鍋ってどんなもの?と悩みますよね。
たしかに、「鍋」といっても素材もお値段もさまざま。
耐久性や安全性も気になるところ。
離乳食の小鍋を買い足すときのポイントや、離乳食作りには不向きな鍋など、こちらの記事でご紹介しています。
アルミの鍋は離乳食には不向きです…!
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離乳食の鍋で安全なものの見分け方とは?長く使えるものはコスパも〇
もちろん、専用の離乳食作りセットがあったほうがラクな場合もあるかもしれませんが、わたしのようにほとんど使わなかったら勿体ないですね。
実際に離乳食を作ってみて、必要だな、と感じたら買い足すのがいちばんいいと思います。
離乳食って、やわらくしてすりつぶして・・・と、今まで作ってきた料理とは全く別物です。
初めての場合は、悪戦苦闘すると思いますし、失敗しちゃうこともあると思います。
ですが、道具があるから絶対に失敗しない!というワケでもありません。
「水加減」と「ゆでる時間」がいちばん重要なんです。
おかゆを作るときは、お米と水の分量はしっかりはかってくださいね。
野菜を茹でるときは、やわらかくなるまでコトコトゆでると、潰しやすくなります。
取り分けレシピで離乳食作りがラクになる
大人用のご飯を炊いて、赤ちゃん用のおかゆに使うお米を取り分ける。
野菜スープを茹でて赤ちゃんが食べる分を取り分けてすりつぶす。
実は、この方法がいちばん離乳食を作るときにラクです!
まずは、昆布とかつおだしの取り方をマスターしておいてくださいね!
意外と簡単じゃないですか?
出来上がったダシは、製氷皿に移して凍らせておけば便利です。
ちなみに、製氷皿は100均のものでじゅうぶんです。
次に、ダシに野菜を入れて野菜スープを作ります。
野菜を大きめにザクザク切っても柔らかくなるので、ラクです。
離乳食を卒業した今でも、週に2~3回は圧力鍋の出番があるほどです。
野菜が柔らかく煮えたら取り出してすりつぶします。
一度に数種類の野菜ペーストがあっという間に完成します!
冷凍保存しておけば、1週間ぐらいは大丈夫です。
専用の保存容器に入れておくと安心です。
凍ったら、ジッパー付きの保存袋にうつしておくと、使いやすかったです。
最後に、大人用に味噌・コンソメ・めんつゆなど、好きな味で味付けすれば、野菜たっぷりのスープが完成します!
豚肉を加えて豚汁にしてもいいですし、ウインナーとコンソメでポトフにするのもおすすめ。
味付けと具材を変えることで、いろんなスープが出来上がります。
「もっと詳しい取り分けレシピが知りたい!」という方は、こちらの記事を読んでくださいね。
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離乳食を鍋から取り分けってどうしたらいい?コツとレシピをご紹介
大人と同じ調理器具を使うときの注意点
アレルギー食材を扱うときは要注意
たとえば、たまごはアレルギーが出やすいので、最初は固ゆでたまごの黄身から与えるのが基本ですよね。
そのため、卵料理を作ったあと、同じ鍋でおかゆを作るときなどは、しっかり洗うのを忘れないでくださいね。
また、卵料理を作ったさい箸で、離乳食の鍋をかき回す・・・というのも注意が必要です。
赤ちゃん専用の調理器具は必要ないんですが、料理している最中に食材が混ざってしまったりしないよう、気を付けてくださいね。
生ものを切った包丁とまな板はしっかり消毒
包丁やまな板も、大人と同じものでOKですが、お肉やお魚など、生ものを切ったあとはしっかり消毒してくださいね。
洗剤とスポンジで十分に洗い、流水で泡を流した後、漂白剤あるいは熱湯で消毒します。まな板は使用面だけでなく裏面や側面も洗い、包丁は刃の付け根の部分まで丁寧に洗ってください。アルコールスプレーで消毒する場合は、水気を拭きとった後に使用しないと、消毒効果が低くなってしまいます
厚生労働省「食中毒を予防」より引用
気になる場合は、お肉やお魚専用のまな板を用意したり、裏をお肉専用にするなど、工夫するといいですね。
さらに、意外と盲点なのがスポンジ。
まな板を洗ったスポンジも菌が付着しているんです。
そのまま、食器を洗うと当然、菌が移ってしまいます。
まな板や鍋専用のスポンジを用意し、使い終わったら消毒液に付けるようにしておくといいですね。
わたしも、布巾といっしょにスポンジもハイターにつけるようにしています。
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離乳食のまな板や包丁は使い分けるべき?分けなくても大丈夫だった
さらに、調理器具だけではなく、赤ちゃん用の食器は大人と同じスポンジと洗剤でゴシゴシ洗ってもいいのか?気になりますよね。
基本的に大人と同じでOKですが、まな板や鍋を洗うスポンジと食器を洗うスポンジは別々の方が安心です。
洗剤は、市販のものでOKです!
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体験談!買ってよかった調理器具
圧力鍋
離乳食用の野菜をコトコト煮ても、なかなか柔らかくならないことがあるんですよね~。
わたしも茹で加減に失敗してしまい、すりつぶすときにかたくて苦労したことが何回もあります・・・。
ですが、圧力鍋のおかげですっかり解消しました!
圧力鍋なら失敗なしで野菜がやわらかくなるため、すりつぶすときもスプーンで簡単に崩れちゃいます。
ホロホロと柔らかいのに煮崩れしていないため、月齢にあわせた大きさにカットするときも楽ちんでした。
それに、料理の幅がグンと広がりました!
さらに、わが家はIHなのですが、タイマーさえかけておけば、放っておいても煮込み料理が出来上がるようになりました!
育児をしながらご飯を作るのって、すごく大変だったんですが、タイマー機能をうまく使うことで手が空いて、料理の合間に子供の相手もできるようになりました。
ちなみにわたしは、ティファールの圧力鍋を愛用しています!
ただ、ティファールの圧力鍋、と一言でいっても、種類がたくさんあるんですよね~。
じっくり選びたい方は、公式サイトの「選べるラインナップ」でじっくり比較検討してみてくださいね。
ハンドブレンダー
わたしの場合、おかゆを裏ごしするのがどうしても苦手だったんです。
他にも、圧力鍋には向いてないほうれん草や小松菜などの葉物野菜を細かくするのにすごく苦労しました・・・。
そこで、ハンドブレンダーを買い足したら一気に悩みが解消しました!
子供も、トロトロになったおかゆが食べやすかったようで、よく食べてくれるようになりました。
ミキサーに比べると、ハンドブレンダーはお手入れが簡単なのが魅力。
さらに、離乳食だけではなく、大人用にスムージーを作ったりポタージュなどのスープを作るのにも重宝します。
もちろん、お菓子作りにも最適!
圧力鍋と同様、ハンドブレンダーも離乳食だけではなく、普通の料理にも長く使えるのでおすすめです。
さらに、料理の幅も広がるのは、嬉しいですね。
まとめ
離乳食専用の調理器具は買わなくても大丈夫です!
たしかに、小さめの鍋やフライパンがあると便利ですが、自宅にある場合は、わざわざ離乳食専用に買い足さなくても大丈夫。
大人と同じ鍋やフライパン、まな板や包丁を使っても何の問題も無いんです。
離乳食をはじめるころには、赤ちゃんの免疫もアップしています。
それに、離乳食は基本的にしっかり加熱しているため、そこまで神経質にならなくても大丈夫なんです。
むしろ、離乳食の取り分けレシピをマスターすることで、かなり離乳食作りがラクになります。
わたしも大人用のお刺身を買ってきて、子供用にはフライパンで加熱して与えたこともあります。
ちょっと贅沢・・・な感じもしますが、時間がないときや疲れているときはコレがいちばんでした。
離乳食作りってすごく大変だし、子供がなかなか食べてくれないと悲しい気持ちになっちゃうこともあります。
こんなに苦労して作ったのに・・・と。
だからこそ、短時間でパパっと調理できる方法を身に付けつつ、時にはベビーフードも上手に活用してみてくださいね。
また、調理器具を買い足す場合も「長く使えるかどうか」は重要なポイント。
離乳食専用の調理器具は、いっときしか使えないのが難点。
その点、圧力鍋やハンドブレンダーは離乳食終わっても使い続けることができますし、料理の幅もグンと広がるのが魅力!
ぜひ、何が必要か?見極めて無駄な買い物は避けてくださいね。
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