フォローアップミルクは太るからやめたほうがいい、という話、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
本当に太る原因になってしまうのか?気になりますよね。
フォローアップミルクはその名の通り、離乳食で摂りきれなかった栄養を「補う」ことが目的の食品。
そのため、食べムラがある子や離乳食の進みが悪い場合、また母乳やミルクを卒業して一時的に栄養不足が気になるときに飲ませるものなんです。
つまり、離乳食が順調に進んでいる子に、さらにフォローアップミルクを与えてしまうと単純にカロリーオーバーとなり、太ってしまうことはじゅうぶんに考えられます。
ですが、1歳前後の子がふっくらしているのは、よくあること。
歩くようになると自然と運動量が増えますので、徐々にスリムになっていく子も多いんです。
赤ちゃんの成長は、ついつい身長や体重にばかり注目してしまいがちですよね。
ですが、月齢相当の運動機能が備わっているかどうか、が実は重要なんです。
ハイハイしたりつかまり立ちしたり歩いたり、ですね。
フォローアップミルクは栄養バランスアップを目的に、上手に使えば、赤ちゃんがものすごく太る!なんてことはありません。
ですが、フォローアップミルクに頼りすぎて、肝心の離乳食が進まないと、結局栄養は偏ってしまいますので、バランスが大事です。
フォローアップミルクは太る?カロリー計算してみた
フォローアップミルク:約66キロカロリー(100mlあたり)
※和光堂のぐんぐんで計算。
100gあたり474Kcal。100ml作るのに14g使用した場合。
牛乳:約68キロカロリー
※明治おいしい牛乳、200mlあたり137キロカロリーで計算。
むむむっ!
意外なことに、ほぼフォローアップミルクと牛乳は、ほぼ同じぐらいのカロリーなんですね!
ちなみに、カロリーを摂りすぎると大人は太る!と考えてしまいますが、実は赤ちゃんにとっては脳の発達にカロリーは欠かせないんです。
フォローアップミルクが原因で太る場合とは?
離乳食が順調に進んでいる場合
フォローアップミルクとは、その名の通り「補う」ことが目的の食品。
「鉄分やカルシム、ビタミン・ミネラルの強化に」と書かれていると「体に良さそう!」と思っちゃいますが、離乳食が順調に進んでいる赤ちゃんには必要性は低いんです。
とはいえ、鉄分やカルシウムを意識して離乳食を作っているワケではないから、やっぱり心配!と思う方もいらっしゃると思います。
実は、鉄分やカルシウムは単体で摂取しても、あまり体に吸収されないんです。
お肉やお魚、野菜や大豆製品などをバランスよく食べてはじめて体に効率的に吸収されるんです!
というのを、わたしも小児科のドクターに教えてもらいました。
つまり、フォローアップミルクだけ飲んでも意味が無いんですね。
フォローアップミルクの飲み過ぎ
フォローアップミルクの味が好きで、おかわりする子もいます。
ですが、1日に与える目安をこえないよう、気を付けてくださいね。
和光堂のぐんぐんの場合、400mlほどが目安です。
100ml×1日4回ほどが目安ですね。
ビタミンやミネラルを摂りすぎてしまうと、赤ちゃんの肝臓に負担がかかってしまいます。
その結果、下痢や便秘を引き起こす場合があるため、気を付けてあげてくださいね。
飲み過ぎの場合は、麦茶や白湯に置き換えるのもおすすめです。
フォローアップミルクは太る?
フォローアップミルクは意外とカロリーが少ないんですね。
赤ちゃんが太っていると、もしかしてフォローアップミルクのせい?と感じてしまうかもしれませんが、1歳前後の子がふっくらしているのは当たり前なんです。
これから歩き始めて、靴をはいて外を歩けるようになると、自然と運動量がアップするため、だんだんスリムになっていく子も多いんです。
わが家の場合、下の子がそのタイプで、歩き始めたらだんだん痩せ型になっていきました!
ですが、歩き始めても痩せなくても気にしなくて大丈夫です!
わが家の上の子は、小学生になってからやっとスリムになりました!
子供の成長ってどうしても体重や慎重ばかり気にしてしまいますよね。
でもいちばん重要なのは、月齢相当の運動機能が発達しているかどうか?です。
首のすわり、腰がすわってお座りできるか、つかまり立ちができるか、などですね。
気になるときは、健診などのタイミングで相談するのがいちばんです。
まとめ
フォローアップミルクは牛乳と比べても、たいしてカロリーは高くないんですね!
むしろ、カロリーは赤ちゃんの脳を発達させるために重要な役割があるんです。
もちろん、糖分や油の摂取などには、まだまだ気を付けてあげなければいけませんが、普通の離乳食のメニュー&赤ちゃん用のおやつを与えている分には大丈夫なんです。
ただし、離乳食が順調に進んでいる場合は、フォローアップミルクの必要性は低いんです。
むしろ、フォローアップミルクが離乳食の妨げになってしまう場合もあるため、与えるタイミングや量には気を付けてあげてくださいね。
なお、フォローアップミルクは必ずしも与えなければいけないものではありません。
飲ませなくても大丈夫なんです。
しかも、フォローアップミルクには亜鉛や銅が含まれていませんので、粉ミルクからフォローアップミルクへ切り替えるのはNGなんです。
できれば、フォローアップミルクはドクターなどから飲むようにすすめられたときだけ使うのがベストです。
わが家も、二人の子供たちはフォローアップミルクを飲まずに成長しました!
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