秋田県大曲(大曲)で開催される秋の花火大会は、
夏の花火大会よりも混雑がゆるやかですので、
元秋田県民としては、イチオシの花火大会です。
打ち上げ数や時間などは、夏に比べると規模は小さくなりますが、
花火のクオリティは夏と互角です。
夏の大曲花火大会は「花火の競技大会」として、全国から花火師が集結します。
一方、秋の章は「劇場型花火」というコンセプト。
創造花火や、音楽と花火のコラボレーションなど、
夏の大会とは違った花火を楽しむことができます。
※動画は2018年のPVです。
大曲がある大仙市(だいせんし)は「花火の街」として町おこしをしているほどで、
毎月花火大会があります。
中でも、「春・夏・秋・冬」の4章の花火大会は大々的に行っています。
今回ご紹介する「秋の章」は、花火のクオリティはそのままに、
人出はあまり多くはないため帰りの渋滞の心配がいらない!という、
知る人ぞ知る、超穴場の花火大会なんです。
開催時期は毎年10月の中旬。
秋の章とは、どのような花火大会なのか?
花火大会の場所やアクセス方法、おすすめの駐車場など、徹底解説していきます。
大曲の花火-秋の章-夏の競技大会との違い
夏 | 秋の章 | |
コンセプト | 花火の競技大会 | 劇場型花火 |
打ち上げ数 | 約1万8千発 | 約8千発 |
例年の人出 | 70万人以上 | 約3万5千人 |
夏の花火大会は、花火師たちの競技大会。
全国から一流の花火師たちが集まり、その腕を競います。
全国的にも珍しい「昼花火」も打ちあがります。
打ち上げ数は、圧倒的に夏の花火大会の方が多いですが、
秋の章も負けじと約8千発の花火を1時間15分ほどかけて、たっぷり打ち上げます。
そして、秋の章は「劇場型花火」というコンセプトが気になりますね。
「丸い形の花火にこだわらない」として開発された”創造花火”が打ち上がります。
しかも、創造花火は大曲が発祥なんです。
創造花火は、50年以上の歴史もあるんですよ。
他にも、音楽にあわせた花火を打ち上げたり、
見たこともないような色鮮やかなカラーの花火、
時差式での打ち上げなどなど、夏の大会とは違った雰囲気の花火を楽しむことができます。
他にも、夏の競技大会で賞を受賞した花火や、
フィナーレには大玉の花火も打ち上がりますので、
秋の章はまさに「夏のいいとこどり」の花火大会とも言えます。
さらに、公式サイトには
「きっとみなさんの琴線に触れ、ご満足いただけるものと確信しております」
という一言が!
花火の質やイベント内容に自信を持っているからこその一言ですね、期待値が上がりまくりです。
大曲の花火-秋の章-混雑状況
いちばん気になるのは、花火大会の混雑状況ではないでしょうか?
夏の大混雑状況に比べると、比較的人出がゆるやかなのが秋の章の魅力です。
だって、夏の花火大会は一夜のイベントで70万人ですよ?
過去には、80万人以上を記録した年もあります。
特に、夏の花火大会は帰るのも困難。日付をまたいでしまうのも当たり前。
地元民ですら、しっかり計画を立ててのぞまないと、
大変な思いをしてしまう、それほど気軽に観に行けない大会なんです。
しかし、秋の章も決してスカスカ・・ということではないですよ。
ある程度の混雑の覚悟は必要ですし、
計画を立ててお出かけすることをオススメしますが、
帰りの渋滞の心配が少ないことが嬉しい点です。
ただ、10月の秋田は冷え込みますので、防寒・雨具の対策は忘れずに。
羽織れる物やひざ掛けがあると便利です。
他にも、温かい飲み物があると、いいかもしれません。
大曲の花火-秋の章-大会会場の場所&アクセス方法
大曲の花火「秋の章」の大会会場は、夏の開催場所と同じ、雄物川の河川敷です。
<アクセス>
- 【電車】秋田新幹線・JR「大曲駅」から徒歩25分
- 【飛行機】「秋田空港」から車で約50分
- 【車】秋田自動車道「大曲IC」から車で約10分
東京から大曲へのアクセスは新幹線が便利
東京・仙台方面からのアクセスを考えている方は、
秋田新幹線の利用が便利です。
理由は、大曲の花火大会が開催される最寄駅「大曲駅」は新幹線が停車する駅なんです。
そのため、花火大会当日に秋田入りして、そのまま花火を鑑賞することができます。
大曲駅から花火大会の会場までは徒歩で移動できますので、
レンタカーなどを借りる手間とお金が省けます。
飛行機の場合は、秋田空港から大曲まで向かうのが不便なんです。
秋田空港からレンタカーを手配するか、
秋田駅までリムジンバスで移動、さらに秋田駅から大曲駅へ電車で移動、となってしまいます。
東京から秋田までは飛行機で1時間ほどですので、あっという間に着きますが、
その後の移動が少し大変ですので、新幹線のほうがおすすめです。
大曲の花火-秋の章-駐車場情報
大曲ヒカリオ(会場まで徒歩20分)
秋田・角館方面からお越しの方は、便利な駐車場です。
屋内の駐車場という点も嬉しいポイント。
花火大会の会場までは、徒歩20分ほどです。
<料金>最初の2時間無料。以降1時間ごとに100円。
<営業時間>24時間営業
大曲技術専門学校(会場まで徒歩10分)
花火大会会場にいちばん近い駐車場ですが、気を付けたいのが交通規制エリア内である、ということ。
交通規制が解除されるまで、出庫できません。
交通規制は、午後8時までの予定です。
花火の終了が7時15分ころですので、急いで帰る必要が無い方にはおすすめです。
ただ、9時30分~午後4時30分までの間に入庫しなければいけないこと、
満車になり次第閉鎖されてしまうため、利用する場合は注意が必要です。
その他、「大仙市役所の西隣」「職業訓練センター」
「飯田沼つり公園の西側」「日の出児童館の西隣」「大曲市民会館」の駐車場など、
多数用意されています。
詳細は、大会公式サイトでご確認いただけます。
https://www.oomagari-hanabi.com/autumn2019/common/pdf/access_map.pdf
また、夏の大会とは異なり、どこにも停められない!という心配はなさそうですが、
どの駐車場も会場までは20分以上歩きます。
大曲IC付近も渋滞が予想されますので、時間に余裕を持ってお出かけくださいね。
大曲の花火ー秋の章ー駐車場は予約できる!
大曲の花火ー秋の章ーでは、花火大会会場近くの空きスペースを有効活用するため、
駐車場の事前予約ができます。
夏の花火大会の混雑を受けて、秋の花火大会で実証実験をするようです。
大仙市と民間の企業が協力して実施しています。
夏の全国花火競技大会はかなり混雑するため、
少しでも駐車スペースが確保できるよう、研究しているんですね。
予約はインターネットのみ。
https://parking.nokisaki.com/spot/p/0521201
ざっと見たかんじ、相場は2,000~3,000円と高めの設定のようです。
中には、4,000円や5,000円なんかも!
ただ、事前に駐車場を確保できていると、駐車場を探す手間が省けるし、
早めに会場に向かう必要もないですね。
駐車場を選ぶときのポイントとして、
- 値段
- 行き帰りがし易い場所か
- 交通規制のエリア内かどうか
この3つをチェックしながら厳選してみると、失敗は少ないと思います。
【問い合わせ先】
軒先株式会社(〒100-0004 東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル 3F)
※駐車場予約はインターネット経由のみで、電話での利用申込みはできません
お問合せはこちら(https://parking.nokisaki.com/inquiry)
電話: 03-6869-3033
大曲の花火-秋の章-交通規制
例年、午後2時半~8時ころまで交通規制があります。
午後4時半になると、交通規制エリアがグッと広がりますので
車でお出かけの際は、必ずご確認くださいね。
会場までのアクセス・交通規制情報は大会公式サイトをご確認ください。
https://www.oomagari-hanabi.com/autumn2019/common/pdf/access_map.pdf
大曲の花火-秋の章-有料席情報
有料のパイプ椅子の席が3500円で販売されます。
もう一つ、有料の自由観覧エリアは一人1000円で販売されます。
ただし、当日販売のみですので、自由観覧エリアを希望する方は、
早めにお出かけくださいね。
※小学生以上、税込価格
なお、2019年の大会は台風による影響のため、延期となりました。
延期の日程は、1週間後の土曜日。
延期になってしまうと、有料チケットはどうなるの?と気になるところ。
もちろん、チケットはそのまま利用できます。
ただし、払い戻しはできない、とのこと。
遠方から大曲の花火へ出かけようと思っていた方にとっては、
ちょっと厳しいですね。
ホテルや新幹線も取りなおさなきゃいけないでしょうし。
有料チケットを購入する場合は、延期になった場合についても
検討しておいたほうがよさそうですね。
<問い合わせ先>
「大曲の花火」実行委員会
大曲商工会議所花火振興事業部(〒014 − 0027秋田県大仙市大曲通町1番13号)
TEL:0187-88-8073 / FAX:0187-66-2873
大仙市役所経済産業部観光課(〒014 − 8601大仙市大曲花園町1番1号)
TEL:0187-63-1111 / FAX:0187-63-1119
「秋の章」以外の大曲の花火大会については、別の記事でご紹介しています。
よろしければ、あわせて読んでみてください。
夏の花火大会との違いを徹底比較したり、駐車場を地図付きでご紹介しています。
個人的には、秋の章と同じくらい、夏の花火大会よりもおすすめです。
大混雑する花火大会です。
穴場の駐車場&鑑賞スポットを徹底リサーチして、厳選の3か所をご紹介しています。
とにかく混雑を避けて大曲の花火大会を楽したい方、必見の内容になっています。
大曲花火大会の駐車場を徹底解説!穴場の3選&渋滞を避ける秘策
続いて、こちらも夏の花火大会に関する情報を徹底リサーチしてまとめてみました。
大曲の花火大会は河川敷ですので、持って行くと便利な物をご紹介しています。
こちらは、観覧席が当選した方向けです。
混雑が予想されますので、早めに現地に入る方が多いと思いますが、
花火が始まるまで、かなり時間が空いてしまいます。
暇つぶしにみんな何をしているんだろう?や、大曲のおすすめ観光スポットもご紹介しています。
大曲花火大会周辺のおすすめ観光スポット~角館~
せっかく秋田まで訪れたなら、花火だけではもったいないですよね!
特に、県外から宿泊する方は、ぜひ秋田の観光も楽しんで行って欲しいと思います。
個人的に、いちばんのおすすめエリアは角館(かくのだて)の武家屋敷。
大曲から角館までは、電車で20分ほどとアクセスも抜群です。
運が良ければ、角館の武家屋敷周辺の紅葉を楽しめるかもしれません。
ただ、例年の見頃は10月下旬からですので、少し早いかもしれませんが、
色づき始めの紅葉を楽しめるかもしれません。
万が一、紅葉していなくても、角館の武家屋敷エリアは散策しているだけでも楽しめます。
「みちのくの小京都」と言われている角館。
歴史ある建物が情緒あふれる雰囲気を醸し出しています。
人力車もありますので、旅行気分が盛り上がります。
宿泊も、大曲よりも角館周辺がおすすめです。
特に、「田町武家屋敷ホテル」は風情がありつつも、
モダンな雰囲気でイチオシのホテルです。
また、角館駅も、新幹線が停車する駅ですので、
東京・仙台方面へ帰る場合は、角館から乗車できるのでとっても便利です。
角館の紅葉については、詳しくは別の記事でご紹介しています。
レンタカーや自家用車で行く場合の、駐車場についても解説しています。
興味のある方は、あわせて読んでみてくださいね。
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