完全母乳でも混合でも、とにかく母乳を飲んでいる赤ちゃんでもフォローアップミルクは飲ませるべきかどうか、悩みますよね。
ミルクの赤ちゃんは、何となく徐々にフォローアップミルクへ切り替えていくのかな?と思っている方、多いと思いますが、ミルクとフォローアップミルクは全くの別物なんです!
ミルクからフォローアップミルクへ、安易に切り替えていくものではないんです。
そもそもフォローアップミルクとは、牛乳に近い存在。
離乳食で摂りきることができなかった栄養を、フォローアップミルクで「補う」ものなんです。
つまり、離乳食が順調に進んでいる子にとって、フォローアップミルクの必要性は低いんです。
わが家も、二人の子供を完全母乳で育てましたが、フォローアップミルクは飲ませませんでした!
それに、鉄分はバランスよく食べて初めて、体内に効率的に吸収されるものなんです。
鉄分単体でとっても、実はあまり意味がないんです。
フォローアップミルクは母乳の赤ちゃんに必要?
母乳を飲んでいる赤ちゃんでも、フォローアップミルクを飲ませるべきかどうか、迷いますよね~。
「鉄分やカルシウム、ミネラルの強化に」と書かれていると、何となく赤ちゃんの体に良さそう!
牛乳が飲めるようになるまで、フォローアップミルクを飲ませたほうがいいのかも・・・と考えちゃいますよね。
ですが、結論はフォローアップミルクは飲ませなくても大丈夫です!
特に、離乳食が順調に進んでいる場合は、食事から栄養をしっかり摂ることができているため、わざわざフォローアップミルクを飲ませる必要性は低いんです。
フォローアップミルクはあくまで「補う」ことが目的の食品。
しっかり離乳食を食べることができていて、母乳も続けているのであれば、必要ないんです。
ですが、一点だけ気になるのが「鉄分」ですね。
母乳には、ほとんど鉄分が含まれていないと言われていますし、離乳食も鉄分を意識して作っているワケではないんですよね~。
「1歳前は鉄分が不足する月齢」なんていう話を聞くと、焦っちゃいます。
さらに、離乳食の進みが悪かったりすると「ホントにこのままで大丈夫かな?」と。
ちなみに、育児用の粉ミルクを与えている場合は、鉄分の心配はいりません!
フォローアップミルクと粉ミルクの鉄分の量は、ほぼ同等なんです。
フォローアップミルクの鉄含有量(6商品平均 9.0mg/100g)は育児用ミルク(平均 6.5mg/100g)の約 1.4 倍である。
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」より引用
じゃあ、母乳の場合はどうしたらいいのか?
一つ目の対策としては、ママが鉄分を取る食事を心がけること、ですね。
食事が難しい場合は、サプリメントを用いるのでもOKです。
ですが、いちばん重要なのは「バランスよく食べる」ことなんです。
実は、鉄分って単体で食べても体に効率的に吸収されないんです。
お肉やお魚、野菜や大豆製品など、バランスよく食べることではじめて体にきちんと吸収されるんです。
・・・と、小児科のドクターに言われました!
上の子が小さかった時に、鉄分不足を指摘されたことがあったんですが、バランスよく食べるよう、ドクターから指導されたんです。
正直、意外でした。
もっと「ほうれん草とかレバーと食べさせて!」と言われるかと思っていたんですが、「何でも好き嫌いせずに食べる」コレがいちばん大事だったんです。
フォローアップミルクを母乳の赤ちゃんに飲ませる場合って?
- 離乳食の進みが良くない
- 体重が思うように増えない
- 完全母乳
離乳食の進みが悪く、なかなか体重も増えない完母の赤ちゃんは、場合によってはフォローアップミルクをすすめられることもあるようです。
健診などで指導されたときは、従うようにしてくださいね。
気になる場合は、自治体の育児相談などで聞いてみるのがいいと思います。
あとは、明らかに離乳食の進みが悪く、ママが心配で心配でたまらない・・・というとき、フォローアップミルクに頼るのはアリだと思います!
離乳食を食べなくても、とりあえず、フォローアップミルクで栄養をとってくれたら、ママは安心しますよね。
ママの気持ちがラクになるのなら、フォローアップミルクを飲ませることに意味があるんです!
ただ、一つだけ気を付けたいのが、赤ちゃんの便の様子。
フォローアップミルクには鉄分やカルシウム、ミネラルが豊富に含まれている分、赤ちゃんが消化吸収するにはあまりに負担がかかってしまうことがあるんです。
赤ちゃんによっては、下痢や便秘を引き起こす場合もあるんです。
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フォローアップミルクを初めて与えるときは、少量から、必ず赤ちゃんの様子を見ながら与えてくださいね。
また、哺乳瓶でフォローアップミルクを与えてしまうと、哺乳瓶を卒業するのが大変になってしまいますので、ストロー付きのマグまたはコップで与えるようにしてください。
まとめ
母乳の赤ちゃんでもフォローアップミルクを与えるべきかどうか?
迷ったときは、「離乳食の進み具合」を基準に判断してみてくださいね!
離乳食が順調に進んでいて、一口ずつでもいいので、いろんな食材を食べられるようになっていればOKです!
「フォローアップミルクどうしよう・・・」と悩むぐらいなら、どんどん離乳食を進めちゃうのがおすすめです!
手作りは大変・・・という場合、ベビーフードも上手く活用してくださいね!
特に、鉄分が多いと言われているレバーなどの生肉を調理するのは大変ですよね。
赤ちゃんが食べる物って衛生面にも気を遣いますし。
家庭での調理が大変なものや、あまり買わないような食材を離乳食で食べさせたいときは、ベビーフードを頼ると簡単です。
ぜひ、気楽に手抜きしながらでもいいので、離乳食を楽しんでくださいね。
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