赤ちゃんが夜寝る前にフォローアップミルクを与えているご家庭もあると思います。
ですが、離乳食が順調に進んでいる場合、フォローアップミルクは与えなくても大丈夫なんです!
しかも、寝る前に与えることによって、どうしても虫歯のリスクが高くなってしまいます。
それに、離乳食をきちんと食べているのに、さらにフォローアップミルクを飲ませてしまうと、単純にカロリーオーバーになり太る原因にもなっちゃうんです。
赤ちゃんの健康のためにも、寝る前のフォローアップミルクの習慣は見直してみてくださいね。
もしかしたら、フォローアップミルクの飲み過ぎで、離乳食が進まないのかもしれません。
寝る前のフォローアップミルクは本当に必要?
離乳食が順調なら飲ませない!
離乳食が順調に進んでいる赤ちゃんの場合、フォローアップミルクは与えなくても大丈夫なんです。
フォローアップミルクには、「鉄分やカルシウム、ビタミンの強化に」と書かれているものがほとんどで、何となく赤ちゃんの体に良さそう!と思っちゃいますよね。
ですが、フォローアップミルクはあくまでも「補う」ことが目的の食品。
離乳食が順調なら、食事からの栄養をしっかり摂れるようになっていますので、飲ませる必要性は低いんです。
フォローアップミルクは母乳代替食品ではなく、離乳が順調に進んでいる場合は、摂取する必要はない。
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」より引用
ですが、現実的には母乳やミルクの代わりに、夜寝る前にフォローアップミルクを飲ませるのが習慣になっているご家庭もあると思います。
フォローアップミルクは単純に飲ませすぎてしまうとカロリーオーバーになってしまい、太る原因にもなってしまいます。
また、夜寝る前の飲み物は、どうしても虫歯のリスクも高くなっちゃいます。
赤ちゃんの健康のためにも、ぜひ、習慣を見直してみてくださいね。
1日600ml以上は与えない
フォローアップミルクはあくまで「補う」ことが目的の食品。
たしかに、食べムラがある子もいますし、離乳食が思うように進まない子もいますよね。
そんなとき、とりあえずフォローアップミルクで栄養を摂ってくれれば、ママはちょっと気持ちがラクになりますよね。
ですが、フォローアップミルクに頼りすぎるのは危険です。
フォローアップミルクは、たしかに鉄分やカルシム、ミネラルなどが含まれていますが、その他の栄養素はほとんど含まれていないんです。
フォローアップミルクばかり飲んでいては、かえって栄養が偏ってしまう結果になっちゃうんです。
これでは本末転倒ですね。
それに、実はフォローアップミルクを飲み過ぎてお腹いっぱいで離乳食が食べられない・・・という場合もあります。
フォローアップミルクは、1回100mlまで、1日600mlを上限に与えてくださいね。
寝る前のフォローアップミルクは虫歯に注意!
寝る前にフォローアップミルクを飲ませると、虫歯になってしまいます!
というよりも、赤ちゃんの口の中に食べかすが残っている状態でフォローアップミルクを飲ませると、歯に菌が付着してしまい、結果虫歯になっちゃうんです。
実は、母乳やミルク、フォローアップミルク単体で虫歯になるわけではなく、食べかすが残っていることで虫歯になりやすくなってしまうんです。
- 寝る前はしっかり歯磨きをする
- フォローアップミルクを飲んだあとは、白湯や麦茶を与える
など、赤ちゃんの口の中に食べかすやミルクが残らないよう、しっかりケアしてあげることが大切なんです。
本当は、歯磨きしたら白湯・麦茶以外は飲ませない!というのがいちばんです。
さらに、フォローアップミルクは哺乳瓶で与えない、というのも大事なポイントです。
「哺乳瓶むし歯」という言葉、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
哺乳瓶でミルクなどの甘い飲み物を与えると、前歯の裏側に虫歯ができやすい!というものです。
哺乳瓶で飲み物を与えると、どうしても口の中にミルクが溜まりやすく、虫歯になるリスクが高くなってしまうんです。
それに、歯の裏側ってなかなか見えづらいので、ケアもしづらいんですよね。
フォローアップミルクを与えるときは、ストローマグやコップで飲ませてあげてくださいね。
哺乳瓶を卒業するトレーニングもなります!
フォローアップミルクを飲むとよく寝る?
フォローアップミルクを飲ませると、よく寝てくれるからなかなか辞められない・・・と思っているパパママも多いと思います。
ですが、1歳前後には寝る前のフォローアップミルクは卒業させたいところ。
1歳前後といえば、離乳食の完了期にあたりますね。
この頃になると、食事から栄養をじゅうぶんにとれるようになっていますので、フォローアップミルクの必要は低くなっているはずです。
どうしても赤ちゃんがフォローアップミルクを欲しがる!というのは、単に寝る前の習慣になってしまっているだけかも。
赤ちゃんがムリなく卒業できるよう、工夫してみてくださいね。
哺乳瓶を卒業させる
まずは、哺乳瓶を卒業できるようになるのがいちばん。
ただし、夜、いきなり哺乳瓶をやめちゃう!というのはムリな話ですね。
昼間の食事やおやつの時間で、少しずつストローマグやコップのみにチャレンジしてみて。
できるようになったら、夜の哺乳瓶も卒業する、と段階を踏んで挑戦させてみてくださいね。
1歳過ぎているなら牛乳に切り替える
1歳過ぎているのなら、フォローアップミルクのかわりに牛乳を飲ませるのもアリです。
わが家も卒乳したタイミングで、しばらく夜寝る前に牛乳を飲ませていた時期があります。
ただし、牛乳もフォローアップミルクと同様、虫歯のリスクはありますので、歯のケアは必須です。
また、徐々に牛乳も卒業できるよう、量を減らしたり、白湯や麦茶へ移行させてみてくださいね。
あと、冬よりも夏の方が、卒業させやすい!と言われていますので、時期もあわせて検討してみてくださいね。
まとめ
寝る前のフォローアップミルクは、虫歯や赤ちゃんが太ってしまうリスクもありますので、赤ちゃんの負担がかからない範囲で、徐々に卒業できるといいですね。
特に、離乳食が順調に進んでいる場合、食事からの栄養がじゅうぶんにとれていますので、そこにプラスでフォローアップミルクを与えてしまうと、カロリーオーバーになってしまいます。
寝る前のフォローアップミルクが習慣になってしまっている場合もあると思いますが、1歳過ぎているなら牛乳でも代用可能です!
わが家でも、卒乳したあとはしばらく牛乳で代用できていました。
そこから少しずつ、牛乳の量を減らしたり麦茶や白湯へ移行していきました。
もちろん、離乳食が思うように進まず、体重も増えないため、医師や栄養士にフォローアップミルクをすすめられる場合もあると思います。
それ以外の場合は、実はフォローアップミルクはほとんど必要ありませんので、赤ちゃんのためにも習慣を見直してみてくださいね。
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