赤ちゃんが夜泣きすると、ママは眠たい体を起こして授乳するのは、とても疲れますよね。
そんなとき、添い乳をすると自分も横になりながら授乳できるからとってもなんてラク!と思ったママも多いですよね。
私も自分の子育て中、添い乳をして夜泣きは乗り切っていました。
しかし、添い乳にはメリットもある反面、デメリットもあります。
- 窒息の可能性がある
- ゲップが出せない
- ママが乳腺炎になる可能性がある
デメリットばかりに注目しても、楽しく母乳育児を続けることはできませんが、デメリットを知ることで、より添い乳での授乳を安全に行うことができます。
厚生労働省でも、決して「添い乳はダメ!」とは言ってないんですよね~。
退院後の生活に向けて、いろんな場面を設定して、状況に応じて母親が選択できるよういくつかの方法(添い乳や、抱き方・搾乳の方法)を説明・実施する
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」より
添い乳も授乳方法の一つとして、上手に活用していきたいですね。
注意!添い乳ばかりの授乳はデメリットが多い
添い乳「ばかり」の授乳はデメリットが多くなってしまいます。
寝かしつけだけではなく、昼間もずっと添い乳ばかりの授乳だけでは、さまざまなリスクがあります。
窒息する可能性
ママが風邪薬を服用したり(もちろん処方された薬)、寝不足で疲れたまま添い乳をすると、ママはウトウト・・寝落ちしちゃった経験、ありませんか?
これはかなり危険。
眠ってしまうと、知らない間に体勢が崩れ赤ちゃんの口と鼻をふさいでしまうかも・・!
そうならないためにも、
- 寝落ちしそうな日は添い乳をしない
- 赤ちゃんにおおいかぶさる姿勢での添い乳はしない
- ママと赤ちゃんの掛け布団は別にする
など、工夫してくださいね。
中でも、添い乳の姿勢はいちばん重要。
右側を吸わせるときは赤ちゃんを右側に、
左側を吸わせるときは赤ちゃんを左側に、
徹底してくださいね!
面倒だから・・と移動しないまま添い乳するのは絶対にやめてくださいね。
また、赤ちゃんが大人用の布団でいっしょに寝る場合も、掛け布団を別々にすることで、窒息のリスクを軽減することができます!
どうしても心配な場合は、赤ちゃんにはスリーパーを着せて寝かせる!という方法もおすすめです。
わが家でも、冬はスリーパーが大活躍!でした。
スリーパーはお風呂上りに湯冷めしないように着せたり、寒い朝に着せたりと、寝るとき以外でも使えます。
また、サイズも幅広いため、長く愛用できる点も嬉しいポイントです。
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げっぷをさせることができない
通常、授乳の直後はげっぷをさせますよね?
でも、せっかく添い乳をして寝かしつけた赤ちゃん。
わざわざげっぷをさせるために起こす!なんてことはしませんよね?
これでは効率が悪すぎますもんね。
げっぷは、必ずさせなきゃいけない!という訳ではありません。
特に母乳は、赤ちゃんが密着して飲んでいるので、さほど空気を飲み込んでいません。
母乳の赤ちゃんのげっぷの必要性は低いんです。
でも、中には吐き戻しが多い赤ちゃんもいますよね。
心配な場合は、寝かしつけをする直前まで横抱き・たて抱き・フットボール抱きなどで普通に授乳をします。
そして、授乳の合間にゲップをさせてあげるんです。
げっぷは母乳を飲んでからするもの、と思い込んでいるかもしれませんが、授乳の合い間にさせてあがてもいいんです!
これで、だいぶお腹の空気が出せるので吐き戻しの心配が低くなります。
添い乳でのげっぷについて、詳しくは別の記事でもご紹介していますので参考にしてみてくださいね。
どうしてもゲップが出ないときの対処法もご紹介しています。
▼関連記事▼
添い乳のあとゲップで起こさなくても大丈夫!心配なときの対処法も
乳腺炎になる可能性がある
添い乳ばかりの授乳は、どうしても偏った乳腺しか刺激されません。
飲み残しの母乳が詰まってしまい、乳腺炎になる可能性もあります。
実は私も添い乳をしていて、軽い乳腺炎によくなってしまい、痛い思いをしました。
母乳が詰まりやすい・乳腺が細い、など、自覚があるママは、添い乳は赤ちゃんがウトウトしてからという方法もあります。
ゲップをさせるときの方法と同様、寝かしつけ前の授乳をソファでするんです。
赤ちゃんがウトウトしてきたな~、というタイミングで布団に移動して添い乳。
これで、添い乳での授乳時間も短縮できます!
わたしはこの方法をよく使ってました~。
添い乳だとすぐ起きる赤ちゃん・・無限ループから脱出したい
添い乳するとママは楽な体勢で授乳することが出来ますが、添い乳が原因で赤ちゃんがすぐに起きてしまうことも多いんです。
赤ちゃんは大人よりも、眠りがとっても浅いですね。
特に、添い乳に慣れて添い乳で安心して眠る赤ちゃんは、眠りが浅くなってきた時に、おっぱいがない!と不安になって泣き出します。
赤ちゃんが寝入ったときの状態と、夜中に目が覚めたときの状態が違うとパニックになってしまうんです。
我が子もずーっとおっぱいを吸いながら眠っていました。
そして、やっと眠って離してくれた!
と思って眠ると、すぐに泣きだす無限ループを経験しました。
添い乳がラクだと思っていたけど、夜中に何度も起きて睡眠不足が続いてつらい!やめたい!と思うようになってしまいました。
添い乳での寝かしつけを上手にやめる方法
添い乳が夜泣きの原因になってしまってはママもつらいですよね。
そこで、添い乳を上手にやめる方法をまとめました!
わが家もこの方法で、添い乳での寝かしつけを卒業できました~!
添い乳とトントンを併用した寝かしつけ
添い乳で寝るのが習慣化してしまった赤ちゃんに、「今日から添い乳はなし!」という方法は、あまりに極端で、ママも赤ちゃんもストレスに。
そこで、添い乳とトントンを併用した寝かしつけがおすすめ。
もちろん、トントンじゃなくても、頭やおでこを撫でる方法でもいいですよ。
赤ちゃんが好きなツボを見つけてくださいね。
で、添い乳での時間を徐々に短くしていきます。
トントンだけは、赤ちゃんが眠るまで続けます。
そうすると、赤ちゃんが寝入ったときの状況と、夜中に目覚めたときの状況がいっしょになります。
たとえ、夜中に目覚めてもパニックにならず、そのまま自力で寝てしまうこともあります。
もちろん、最初からうまくはいきませんので、根気が必要ですが、夜間断乳よりもはるかにストレスなく実践できます。
今夜からでもすぐにできる方法ですので、ぜひ、試してみてくださいね。
赤ちゃんと密着して寝ない
母乳の匂いに赤ちゃんはとても敏感です。
母乳の匂いに反応して赤ちゃんが夜中に起きてしまうことも。
少し離れて寝るか、掛け布団を別々にするなど、工夫してみてくださいね。
日中、たくさん触れ合う
育児書でもよく書かれている基本的なことですが、日中、赤ちゃんとたくさん触れ合ったり、遊ぶと安心感も大きくなります。
添い乳も赤ちゃんとのスキンシップですが、添い乳の触れ合いがなくなる分、日中にたくさんスキンシップをとってあげると良いですね。
赤ちゃんの性格などにより、関わり方や、添い乳をのやめ方も変わってきます。
ママと赤ちゃんに合った方法で、試してみてくださいね。
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