「母乳が全くでない」というママは、いったいどれぐらいいるんでしょう?
わたしも、特に1人目の育児のときは母乳に関する知識が浅く、母乳育児にとっても苦労しました。
それでも、諦めずに授乳を続けた結果、ミルクと母乳の混合育児から完全母乳の育児に移行することができました!
わたしがやってみて効果を感じた方法が
- 頻回授乳
- 授乳時の抱き方
- 水分補給をたっぷり
の3つです。
よく「ストレスを溜めないように」とか、「良く寝て適度に体を動かして」なんて言われることがありますが、正直・ハッキリ言って、そんなのムリです!
慣れない育児でストレスが溜まらないわけがないし、夜中の授乳で寝不足になるし、運動する時間なんて全くありません!
そのため、わたしなりに母乳のことを勉強して実践してみて、効果があった方法をご紹介します。
母乳が出なくて辛い…効果を感じた方法3選
母乳の量を増やすためには「頻回授乳」「授乳時の抱き方」「水分・食事」がカギを握っています!
どれも、時間はかかってしまいますが、お金をかけずに日々の生活の中で出来る方法ばかりです。
頻回授乳
新生児の赤ちゃんの場合、1日10回以上の頻回授乳を心がけてくださいね。
母乳は赤ちゃんの「吸う」刺激があってはじめて、生産されるんです。
特に、産後2週間以内の刺激は、とっても重要と言われています。
ミルクと違って母乳は消化吸収が早いため「3時間おきの授乳」にとらわれずに、赤ちゃんが泣いたら授乳、を繰り返してくださいね。
それと、生後3か月ころまでの赤ちゃんは、まだ「お腹いっぱい」という感覚がないんです。
満腹中枢が、まだきちんと形成されていないんです。
「母乳が出なくて、お腹が空くから赤ちゃんが泣いているんだ・・」と悲しく思う必要はありませんよ。
赤ちゃんはママに抱っこされて母乳を飲むことで、安心しています。
たくさんスキンシップを求めて、甘えているんです。
赤ちゃんの「甘え」を大切にしてあげると、ママからの愛情も伝わりますよ。
授乳時の抱き方
いつも授乳のときは「横抱き」ばかりだと、特定の乳腺しか刺激されませんので、母乳の量は増えないんです。
母乳の出を良くするためにも、まんべんなく乳腺を刺激する方法は、「横抱き」「たて抱き」「フットボール抱き」を組み合わせることです。
さらに、特定の乳腺からしか母乳が出ないということは、他の乳腺の母乳が詰まってしまって、しこりが出来てしまい、乳腺炎を引き起こしてしまう原因にもなってしまいます。
特に、フットボール抱きは苦手意識を持っているママも多いと思いますが、コツをつかめば大丈夫。
【フットボール抱きのコツ】
背筋を伸ばしてフーッと肩の力を抜きます。
次に、腕の力だけではなく、体全体を使うイメージで赤ちゃんの頭をグイッと持ち上げます。
腕の下に丸めたタオルを入れると腕が固定されて、ラクに授乳できますよ。
フーッと、肩の力を抜くことがポイントですよ。
緊張してしまうと、体が疲労してしまのはもちろん、赤ちゃんにも緊張が伝わってしまってうまく吸い付いてくれないかもしれません。
実はコレ、産院のドクターに教えてもらった方法です。
ぜひ、試してみてくださいね。
水分補給をたっぷり
授乳すると、ノドが渇くんですよね!
実際、授乳によってたくさんの水分を消費しています。
ママは赤ちゃんのお世話に追われ、自分のことは後回しにしがちですよね。
気付いたら水分補給せず、トイレにも行ってなかった…!なんてことも、ありますね。
でも、母乳のためには水分は大事ですよ。
一気に飲む必要はありませんが、こまめに摂るようにしてみて。
とは言っても、わたしも自分の水分補給は真夏でもない限り、忘れてしまうことが多かったです。
そこで、家の中でもマグボトルを使って、手元に置くようにしてから、自然と水分補給できるようになりました!
ノンカフェインなら、水でも麦茶でも、ルイボスティーでもOK!
わたしはよく、ルイボスティー飲んでました。
他にも、母乳にいいと言われている飲み物を取り入れるのもおすすめ。
それが、「ごぼう茶」と「たんぽぽコーヒー」です。
ごぼう茶を飲むようになってから、母乳のトラブルが減ったというママ、たくさんいらっしゃるんです。
ごぼう茶には、食物繊維も含まれていますので、産後の便秘に悩んでいるママにはおすすめです!
次に「たんぽぽコーヒー」です。
名前に「コーヒー」とついていますが、たんぽぽの根を煎じて淹れるお茶です。
少しクセがありますが「濃い麦茶」と味を表現する方もいらっしゃいます。
ですが、牛乳とハチミツをたっぷり入れると、甘めのカフェオレ風にも。
もちろん、飲み物は好みがあると思いますので、好きな物を選んでOKです!
リラックスするためにも、お茶の時間は大切ですからね。
食事と母乳は関係ない?
よく、脂っこいものや甘いもの、冷たすぎるものや乳製品などは母乳に良くない!と言われますよね。
祖父母の世代だと、母乳をたくさん出すためにお餅を食べさせられた!なんて話もあります。
ですが、最新の研究だと「食事と母乳は関係がありそうだけど、実はよくわかってない」というのが今のところの結論なんです。
要は、個人差があるんだと思うんです。
わたしは、ショートケーキとチキンを食べたら一発で母乳が詰まってしまい、乳腺炎になってしまいました。
でも一方で「何を食べても平気」という体質の方もいらっしゃるんですよね。
授乳中の食事は、可能な範囲で気を付ければOKです。
毎日手作りでヘルシーに…というワケにはいきませんね。
わたしも、お弁当やお惣菜に頼ってました。
ですが、産後の体のことも考えて、なるべく和食を選ぶようにはしてました。
母乳が出ないママはごく一部?
母乳が全くでないママは、ごく一部の方、と言われているんです。
理由は、乳腺の組織が欠損していたり、発育不全である場合を除くと、ほとんどの女性は母乳をきちんと分泌できるはずなんです。
書籍「最強母乳外来」より引用
つまり、乳房の組織に何らかの問題がなく、健康な女性であれば母乳育児は可能なんです。
母乳が出ない原因は赤ちゃんにも
赤ちゃんによっては、母乳を飲むのが下手っぴな子がいるのも事実です。
「深く」吸い付いてくれないと、いくら頻回授乳を実践していても、「吸う」刺激が効率的に伝わってくれないので、母乳の量がアップしません。
それに、浅い吸い付きだと、授乳が痛いですよね?
放っておくと、傷だらけになってしまい、授乳がツライ時間になってしまいます。
母乳の飲み方が下手な赤ちゃんは、トレーニングが必要です。
心当たりのあるママ、出産した病院や、自治体の助産師さんに相談してみてくださいね。
思い切って、母乳外来の診察を受けてみるのも一つの方法です。
また、授乳間隔にも気を付けてみてくださいね。
良く眠る赤ちゃん、ご機嫌で何時間でも一人遊びができてしまうような赤ちゃんは、特に注意が必要です。
一見、育てやすいように思ってしまいますが、授乳間隔を空ければ空けるほど、後悔してしまいますよ。
新生児の赤ちゃんの場合、長くても3時間、4時間以上だと空けすぎです。
夜中に眠ってしまっている赤ちゃん、どうやって起こしたらいいの?と思っているママもいるかもしれません。
おすすめは、足の裏を刺激してみてください。
力の加減が難しいところですが・・大抵の場合、力が弱すぎて起きない場合が多いようです。
ギュッギュッと、少し強めの赤ちゃんの足の裏を押してみてくださいね。
こちらも、助産師さんに教えてもらった方法です。
うまくいかない場合、自治体の助産師さんや産院に相談してみてくださいね。
まとめ
スムーズに授乳できるようになるまでは、ある程度の時間がかかってしまいます。
まずは焦らず、じっくり進めてみてくださいね。
出来ることからコツコツと、基本をおさえることが大切です。
水分はたっぷり、食事は和食中心で、脂っこいもの・甘いものは控えてくださいね。
どうしても甘いものが食べたいときも、和菓子がおすすめですよ。
水分も、母乳にいいと言われているたんぽぽコーヒーやごぼう茶を試してみるのもいいですね。
授乳の間隔、抱っこの仕方にも気を付けてみてくださいね。
ただ、どうしてもうまく進まないとき、一人で抱え込まずにまわりに相談してくださいね。
自治体の助産師さん、産院、近くの母乳外来への受診でもいいですね。
私の場合は、区の育児相談会を利用していました。月に1~2回程度の開催ですが、栄養士さん・助産師さんに相談できるんです。
ついでに、赤ちゃんの身長・体重を測ってもらい、発育もチェックできました。
しかも、無料で相談できるので、気軽でいいですよね。
育児に悩みはつきものです。些細なことでも、聞いてもらうとスッキリします。
それに、プロですのであっという間に解決しちゃうことも。
今しかない可愛い赤ちゃんとのひと時、楽しんで欲しいと思います!
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