「母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ与えてOK」と言われていますね。
1日8回以上の授乳は頻回授乳と言われています。
「赤ちゃんの吸う刺激で母乳の出が良くなるから、とにかく授乳を!」と指導する産院や助産師さんが多いですね。
でも実際は、産院を退院したあとは、普通の生活も送らなければいけません…!
四六時中、授乳で赤ちゃんの相手をするワケにはいかないんですよね。
それに、頻回授乳をしていても、赤ちゃんってなかなか寝ないし泣き止まないんです!
これでは、家事もなかなか出来ないですし、ママ自身の食事や睡眠も削られてしまいます。
寝不足でフラフラ…というママも多いと思います。
わたし自身も、初めての育児は赤ちゃんに付きっきりで疲れやストレスが溜まる一方でした。
でも赤ちゃん、特に新生児の時期は、
- 甘えたい
- 満腹中枢が未発達
ということを知り、気持ちが少し軽くなりました。
理由を知っていると、安心感が違いますね。
生後3~4か月ぐらいになると、だいぶ授乳リズムが整ってきます!
それまではママもムリをせず、家事は手抜きで乗り切って。
ときにはミルクに頼るのもアリですよ。
母乳育児では、ストレスは大敵です。
頻回授乳してるのに寝ない…!なぜ?
頻回授乳を頑張っているのに、赤ちゃんが寝ない・泣いてばかり…だと、「母乳が出てない、足りないのでは?」と不安になりますよね。
ですが、赤ちゃんってお腹いっぱいになったから寝る!というワケではないんです。
特に新生児、生後3か月までの赤ちゃんは、
- 甘えたい
- 満腹中枢が未発達
なんです。
わたしもコレを知ってから、気楽に育児できるようになりました。
新生児のうちは、新しい世界に慣れるまではまだまだ不安がいっぱい。
そのため、ママに抱っこされて安心したい!という欲求が強いんです。
そう思うと、赤ちゃんが愛しくなりますね。
次に、満腹中枢が未発達、という点。
生後3か月ぐらいまでの赤ちゃんは「お腹いっぱい」という感覚が無いんです。
では、どんなときに眠くなるのか?
それは母乳を飲むのに疲れたとき。
赤ちゃんでも個性があるため、ちょこちょこ飲みを繰り返して、1回の授乳時間は短いけど間隔は空かない子。
1回の授乳時間は長いけど、疲れ切ってしっかり眠る子。
そして、ずーっと不機嫌で、授乳してもミルクをあげてもなかなか寝ず、常に口をハフハフしている子。
うちは、上の子がこのタイプで、本当に大変でした…!
おかげで(?)、完母なのにぷんぷくりんな子に育ちました…!
が、今では高身長でスラッとした小学生に。
新生児期は頻回授乳でヘトヘトでしたが、生後3か月ぐらいから授乳のリズムが決まってきて、だいぶお世話しやすくなりました。
頻回授乳で寝ない泣き止まない子…昼間の家事はどうする?
生後3~4か月ぐらいになってくると、だいぶ授乳のリズムが整ってきますので、赤ちゃんのお世話もしやすくなってきます。
とはいえ、頻回授乳で一日中ずっとグズグズの赤ちゃんに付き合うのは大変ですよね。
家事もしなければいけないですし、ママ自身の食事や睡眠も大事です。
わたしの場合は、産後1か月までは実母が手伝いに来てくれていたため、家事はなんとかまわってました。
ですが、問題は産後2~3か月の期間。
実家が遠方で、夫も仕事が忙しかったので、ほぼワンオペでした。
そのため、
- 家事は手抜き!
- 疲れは溜めない
ことを大事にしてました。
産院でも退院指導を受けたとき、助産師さんが「毎日手作りのご飯じゃなくていいから、家事は手抜きしてね!」と言ってました。
毎日お弁当やお惣菜などを食べたからと言って、すぐに健康に影響があるワケじゃない!と。
それよりも、ママが疲れやストレスを溜めずにきちんと休むことの方が大事だ!と言われました。
助産師さんの言葉なので、説得力がありますね。
他にも、授乳に疲れたらミルクを足すのも一つの方法ですよね。
ただし、新生児のうちは満腹中枢が未発達のため、ミルクを飲ませたから泣き止む!とは限らないんです。
うちも生後3か月のころ、黄昏泣きがひどくて苦労しました。
そんなときは、思い切って夕方に散歩に出ちゃうのがいちばんでした!
そのままスーパーやお弁当屋さんで買い物してきたり。
外出すると、ママの気分転換にもなるし、赤ちゃんもいつの間にかおとなしくなって寝ちゃうことも。
実は赤ちゃんには「輸送本能」というのがあるんです。
移動しているときは大人しくなる、というものです。
動物に備わっている本能で、たとえば非常時に非難するときに、泣いて暴れたりするとより危険にさらされてしまいますよね。
そんな事態を防ぐために、輸送本能が備わっているんです。
なお、母乳不足かどうかを見極めるためには、おしっこの量と回数をチェックするのがいちばんです!
頻回授乳しているのに赤ちゃんが泣き止まないのは、母乳が出てないから?と思っちゃいますが、違います。
1日6回以上、おむつが汚れていれば母乳は出ていると判断できるんです。
頻回授乳がツライ…夜間授乳で孤独を感じたら
昼夜問わずの赤ちゃんのお世話。
特に夜中の授乳は起き上がるのがしんどいですよね。
さらに、夜に一人で赤ちゃんの相手をしていると、どうしようもない孤独に襲われることも。
そんなときは、Twitterを見てみるのがおすすめ。
同じぐらいの月齢のママたちが、同じように「夜勤」と称して頑張っています。
「わたしだけじゃないんだ!」と思うと、気がまぎれますよね。
ただし、夜中のスマホは睡眠の妨げになりますので、ほどほどに利用するように気を付けてくださいね。
まとめ
頻回授乳を頑張っているのに、赤ちゃんが寝ない・泣き止まない…は不安になりますよね。
もしかして、母乳出てない?
授乳の仕方が良くない?
など、考えすぎてしまうと思います。
わたしもそうでした。
「お腹空いて泣いてるんだ…かわいそう…ごめんね…」って思ってました。
でも実は、赤ちゃんは
- 甘えたい
- 満腹中枢が未発達
というのを知って、かなり気楽になりました。
また、授乳のリズムも赤ちゃんによって個性があります。
育児書通りにはいかないんですよね。
とはいえ、頻回授乳でずっと赤ちゃんにべったりの生活も大変です。
ミルクを活用したり、思い切って散歩に出かけたり。
家事はほどほどにして、疲れを溜めないようにすることも大事です。
ストレスは、母乳の大敵なんです。
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