白斑が出来てしまうとショック…!ですよね。
しかも授乳するときにチクチクいや~な痛みがある…!
早く治すためには、
- 母乳のつまりを解消させる
- 新デスパコーワを塗って保護する
ことが何よりも大事です!
白斑とは、母乳が出る出口をふさいでしまって炎症が起きている状態。
とにかく母乳を出して、母乳の通り道を開通させることが先決。
授乳&搾乳を繰り返していると、やがて白斑は破裂します。
これで「もう痛くない~、助かった~」と思ってしまいますが、実は傷のケアも重要。
白斑にはデスパコーワ(口内炎の薬)が効果的です。
ドラッグストアで手に入ります!
授乳のたびに塗布して、かぶれてかゆいなどの苦痛がなければ上からラップでパックします。
助産院「ばぶばぶ」より引用
助産師さんもオススメしている方法です。
わたしが2人の母乳育児で体験したことも交えながら、白斑の治し方と上手な付き合い方を解説していきますね。
☆Pick Up☆
▼母乳育児が楽しくない…辛い!と悩むママ必見▼
母乳育児が辛い…繰り返すトラブルや悩みを二児の母が一気に解決!
白斑が出来てしまったときの対処法
わたしも何度も白斑は出来てしまいましたが、産院や母乳外来などには通わず、セルフケアで治すことができました。
そのときの対処法がこちら。
- 授乳&搾乳で母乳のつまりを解消
- 白斑には新デスパコーワ!
順番に解説していきますね。
授乳&搾乳で母乳のつまりを解消
白斑が出来ても、いつも通り授乳して大丈夫です!
むしろ、早めにつまりを解消させるために、頻回授乳&搾乳を心がけてみてくださいね。
とはいえ、乳口(母乳の出口)に負担をかけ過ぎるのもよくありません。
1時間おきの授乳や、1時間以上ずーっと赤ちゃんが母乳を吸ってて離れない…という状態は避けたいところ。
授乳の間隔が空かない、時間がかかりすぎるときは、思い切ってミルクを足すのもアリです。
他にも、赤ちゃんが眠れなくてグズグズしているようなら、散歩に連れ出してあげるのも効果的でした!
ママの気分転換にもなるのでおすすめですよ。
ですが逆に、授乳の間隔を空けすぎてパンパンに張った状態にするのもNGです。
勢いよく母乳が出ると、乳口にも負担がかかりますし、赤ちゃんも飲みにくくてむせてしまいます。
授乳の間隔が空きすぎてしまったときは、搾乳してから授乳してくださいね。
このとき、搾乳器だと負担がかかりすぎて痛くなってしまうため、手で搾るのがおすすめ。
乳輪が耳たぶぐらいの柔らかさになるまで搾るのが目安です。
ですが、通常の搾乳や授乳ではなかなか解消できない、しつこい白斑もあるんですよね。
そんなときは、お風呂で温まってから軽く母乳マッサージをし、そのあと搾乳や授乳をすると開通しやすくなります!
お風呂前に乳頭クリームなどを塗って白斑をふやかしておくと、取れやすくなります。
専用クリームがない場合は、オリーブオイルでもOKです。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
▼関連記事▼
白斑ができてチクチク痛い!白斑がずっと治らない痛いときの対処法
白斑には新デスパコーワ!
頻回授乳や搾乳を続けていると、やがて白斑が破裂します。
この時点で、母乳の通り道が開通するので、痛みが和らぎ「はぁ~、よかった~、これで安心~」と思ってしまいます。
でも、実はこのあとのケアが肝心なんです。
白斑が破裂したあとは傷があるのと同じ状態。
放っておくと細菌感染のリスクもあるため、きちんとケアをしないとまた痛い思いをしてしまうんです。
そこで、登場するのが「新デスパコーワ」という口内炎の薬。
ケアの仕方は簡単。
授乳のあと、白斑にデスパコーワを塗ってラップで保護します。
痛みも和らいで、傷も早く治りますよ。
一週間を目安に続けてくださいね。
ところで、素朴な疑問として、本当に白斑が取れて母乳の通り道が開通したのか?
よくわからないことも、あるかもしれませんね。
基本的には、授乳中のチクチクした痛みが無くなれば、開通したと思って大丈夫です。
白い部分が残ってしまうこともありますが、気になるときは搾乳してたしかめてみると、わかりやすいですよ。
▼関連記事▼
白斑が取れる瞬間ってわかるの?取れた後の穴には新デスパコーワを
新デスパコーワを赤ちゃんに使ってもいい理由
新デスパコーワは口内炎の薬ですので、少量であれば赤ちゃんの口に入っても大丈夫です。
また、ステロイドも入っていないため安心して使うことができます。
ちなみにステロイドとは、皮膚科などでよく処方される薬に含まれる成分ですね。
ステロイドは「強めの薬」というイメージの通り、副作用が心配です。
その点、ステロイドを含まない新デスパコーワは、より安心して白斑の治療に使うことができますね。
同じ口内炎薬でも、ステロイド入りのものもありますので注意が必要です。
※第一三共ヘルスケア「「ステロイド」ってどんな薬?」参照
気になる場合は、薬剤師さんに「ステロイドが入ってない口内炎薬をください」と相談してから購入してみてくださいね。
ただし、用途を聞かれたときに「白斑に塗るため」と答えない方がいいです…!
薬剤師さんの頭の中では、口内炎薬を白斑の治療目的で使うことは想定されていないと思いますので!
白斑の再発防止!
白斑が出来てしまうと、落ち込みますよね。
もう痛い思いもしたくないですね!
ですが、ピンチはチャンス!
白斑が出来てしまう…ということは、今の授乳の方法にムリがあるのかも。
見直してみてくださいね。
深くラッチオン出来てるか確認
残念ながら、母乳を飲むのが下手っぴな赤ちゃんもいるのが事実。
浅い吸いつきだと、どうしても乳口への負担が大きくなるため、白斑を繰り返してしまいます。
何より、浅い吸いつきだと、授乳が痛く感じてしまうんですよね。
- 乳輪まで深く口に入っている
- 赤ちゃんのあごがおっぱいに当たっている
などが、正しい吸いつきのサインです。
ママと赤ちゃんとでトレーニングしていくしかないのですが、二人っきりだと限界になってしまうことも。
どうしても上手くいかない場合は、産院や母乳外来などで相談するのがいちばんです!
わたしの場合、住んでいる自治体で助産師さんが訪問してくれる制度がありました。
自宅なので、リラックスしていろいろと相談できて良かったです。
他にも、保健センターで月に数回、育児相談会が開催されていたため、利用してました。
無料で相談できる場もありますので、一人で抱え込まずにプロに聞くとスッキリします!
張った状態での授乳はNG!
授乳の間隔が空いてしまうと乳房がパンパンに張って痛くなりますよね。
特に、夜中の授乳はツラく、赤ちゃんが眠っていると、ついついママも寝てしまって、授乳が4時間以上空いてしまった!な~んてことも、ありますよね。
でも、そんなときこそ慌てないで。
搾乳してママが落ち着いてから、赤ちゃんを起こして授乳してくださいね。
乳房がパンパンに張っていると、焦ってしまい「早く授乳しなきゃ!」と思ってしまいますが、逆効果です。
パンパンに張ったまま授乳をすると、乳口に負担がかかってしまい、ますます白斑が悪化してしまう恐れもあります。
また、勢いよく母乳が出るので赤ちゃんもむせてしまいます。
それに、パンパンに張っている母乳は赤ちゃんも吸い付きづらいんです。
乳輪まで深くくわえることが出来ず、浅い吸い付きになってしまいます。
浅飲みも、母乳に負担がかかってしまいますからね。
焦らないことが大切です。
ときにはミルクを足す
頻回授乳と搾乳でつまりを解消させることは大事なことなんですが、授乳のし過ぎも乳口へ負担をかけてしまいます。
1時間以上授乳間隔が空かないときや、1時間以上ずーっと母乳に吸いついていて離れない!というとき、思い切ってミルクを足してみて。
ただ、残念ながら赤ちゃんが泣き止むとは限りません!
わたしも黄昏泣きが辛くて、夕方の忙しい時間帯に授乳に時間がかかるのが大変でした。
そんなときは思い切って散歩に出ちゃうのがいちばんでした!
そして、そのままお弁当やお惣菜など、夕飯を買って帰ることも。
育児で大変な時期は、家事を手抜きすることも必要でした。
白斑と食事は関係ある?
よく「脂っこいものや甘いもの、冷たすぎるものは母乳が詰まりやすくなる!」と聞きますよね。
ですが「母乳と食事は関係あるかもしれないけど、正直よくわかってない…!」というのがホントのところなんです。
そのため、必要以上に「食事管理が出来ていなかった…」と落ち込む必要はないんです!
もちろん、個人差や体質もありますが、可能な範囲で健康的な食生活を心がければOKです。
お弁当やお惣菜でも、和食を選ぶようにすればカロリーを抑えることが出来ます。
甘いものも、洋菓子より和菓子を選ぶなど、工夫すれば絶対に食べてはいけない!というワケではありません。
育児ストレスの中、食事制限でストレスがかかるのも良くないんです。
これはNG!白斑が出来たときにやってはいけないこと
ある日突然、乳首に出来てしまった白いニキビのようなかたまり。
ムリヤリ指で取ろうとしたり、ましてや針で穴をあけようなんて、絶対にしないでくださいね…!!!
外から刺激しても何の解決にもならないんです。
むしろ、余計に傷ができて痛い思いをしてしまいますよ。
白斑を繰り返す…ツライ場合は断乳の選択肢も
白斑だけではなく、しこりが出来て乳腺炎を繰り返したり、母乳の量がなかなか増えなかったり。
母乳トラブルを繰り返すこともあるんですよね。
母乳のために、
- 食事に気を付ける
- 体を冷やさないようにする
- 水分補給を心がける
など、努力しても改善されないことも。
「母乳育児が辛い!全く楽しめない!」と思うなら、思い切って完全ミルクの育児に切り替える選択肢もありです。
ミルクってお金がかかる!というのが最大のデメリットなんですが、母乳育児でも、結局何度も病院に通ったら費用がかかってしまいます。
ミルク育児って、なぜか罪悪感を抱いてしまうんですよね。
でも、母乳育児って
- 赤ちゃんを預けにくい
- ママが風邪をひくと大変
などのデメリットも。
「断乳したくない!」と悩むママも多いものなんですが、ママ自身の体と、何よりも自分自身の気持ちを大切にして欲しいな、と思います。
まとめ
一度でも白斑が出来てしまうと、繰り返してしまうものなんです。
どんなに頻回授乳を心がけていても、授乳の姿勢を気を付けていても、食事内容を見直して水分補給していても・・です。
わたし自身も、何度も白斑が出来てしまい、その度に自己嫌悪に陥っていましたが、授乳をしている限り仕方ないんです。
「あぁ~、またか~、仕方ないな~」と気持ちを切り替えて付き合っていってくださいね。
母乳の時期を過ぎたからこそ、言えることかもしれませんが、一生授乳するわけではありませんので、白斑の悩みは今だけです。
ただ、とは言っても、ケアするのは忘れないでくださいね。
母乳の出口が詰まってしまっているサインですので、乳腺炎を引き起こしてしまう可能性もあります。
もし、心配なら自治体の助産師さんや産院に相談したり、母乳外来へ通院してみてください。
母乳の悩みって、なかなか人に相談できないし、小さい赤ちゃんを抱えて病院に行くのは結構大変です。
でも、一人で抱え込んでしまい、母乳のトラブルを悪化させるのはもっと危険です。
わたしは二人の子供を母乳で育てましたが、二人目の授乳のときも、悩みは尽きませんでした。
わたしの場合、自治体で月に2回ほど、育児相談会を実施しているんです。
子供の身体測定や、助産師・栄養士に悩み相談もできるんです。
もちろん無料ですので、身体測定のついでに日頃の育児の悩みを聞いてもらい、適切なアドバイスをもらえたのですごくスッキリしました。
もちろん、病院でしっかり診てもらって早く治す!というのも大事です。
同じ悩みであっても、個々人によって程度はさまざまだと思いますので、診察してもらうと安心ですよね。
その他の関連記事
赤ちゃんに歯が生え始めてくると、授乳のとき、噛まれるとめちゃくちゃ痛いんですよね…!
わたしも、上の子が噛んでしまうタイプで、ぱっくり傷ができてしまったことがあります。
だけど、絆創膏を一枚貼っただけで、ウソのように痛みが和らぎました!
キズパワーパッドもおすすめです。
さらに、赤ちゃんの噛み癖を直すコツも、こちらの記事で解説しています。
赤ちゃんでも、きちんと目を見て言い聞かせることで、噛み癖は直すことができました!
▼関連記事▼
コメント
[…] 繰り返す白斑には新デスパコーワと授乳の工夫で対処!ミルクも活用 […]