授乳中にチクチク痛い白斑・・できるだけ早く治したいですよね。
白斑の治し方は、
- 赤ちゃんに吸ってもらう
- 搾乳する
コレに尽きます!
ただ、やみくもに授乳するのではなく、
「3時間以上空けない」「授乳の姿勢を工夫する」ことが重要。
また、搾乳も搾乳機ではなく、手で搾りましょうね。
あと、「どっちの治し方がいい」という訳ではなく、
どちらも並行して取り組むのがベストです。
白斑とは、母乳が出る出口を塞いでしまって炎症が起きているため、
あのイヤ~なチクチクとした痛みがあるんです。
とにかく母乳を出して、母乳の通り道を開通させることが先決。
授乳&搾乳を繰り返していると、やがて白斑は破裂します。
これで「もう痛くない~、助かった~」と思ってしまいますが、
実は傷のケアも重要。
白斑にはデスパコーワ(口内炎の薬)が効果的です。
ドラッグストアに売ってます。
授乳のたびに塗布して、
かぶれてかゆいなどの苦痛がなければ
上からラップでパックします。助産院「ばぶばぶ」より引用
助産師さんもオススメしている方法です。
わたしが2人の母乳育児で体験したことも交えながら、
白斑の治し方と上手な付き合い方を解説していきます。
白斑が母乳に出来たときの治し方&ケア方法
白斑を解消するためには、とにかく母乳を出すしかないんです。
どうしても白斑が痛くて、痛みに耐えられない・・!という場合は、
「デスパコーワ」という口内炎の薬を塗ってみてください。
白斑の治し方
白斑を治すためには、母乳の通り道を開通させるしかありません。
母乳の出口である「乳口」が詰まってしまい、炎症を起こしているため、
あのチクチクするイヤ~な痛みがあるんです。
ですので、「頻回授乳」と「搾乳」で白斑を治すことになります。
つまり、乳口のつまりを解消させるんですね。
頻回授乳とは、最低でも3時間おきの授乳のこと。
授乳の間隔は空けば空くほど、のちのち後悔することに・・!
特に、夜中の授乳はツライかもしれませんが、
母乳のチクチクする痛みに比べれば、がんばれるのでは?
ただ、夜は眠いですよね~。
赤ちゃんが眠っていると、ついついママも寝てしまって、
授乳が4時間以上空いてしまった!な~んてことも、ありますよね。
そんなときは慌てず、搾乳しれから赤ちゃんを起こして授乳してくださいね。
乳房がパンパンに張っていると、焦ってしまい「早く授乳しなきゃ!」と
思ってしまいますが、実は逆効果です。
パンパンに張ったまま授乳をすると、乳口に負担がかかってしまい、
ますます白斑が悪化してしまう恐れもあります。
また、勢いよく母乳が出るので赤ちゃんもむせてしまいます。
それに、パンパンに張っている母乳は赤ちゃんも吸い付きづらいんです。
乳輪まで深くくわえることが出来ず、浅い吸い付きになってしまいます。
浅飲みも、母乳に負担がかかってしまいます。
ですので、まずは搾乳をして、乳輪まで柔らかくなってから授乳してくださいね。
それから、授乳する姿勢も変えてみて。
いつも横抱きばかりだと、同じ乳腺しか刺激されないため、
母乳の飲み残しが出来てしまいます。
横抱き、たて抱き、フットボール抱きなど、上手に組み合わせてくださいね。
次に、搾乳です。
白斑を治すためには、赤ちゃんに吸ってもらうのがいちばんですが、
チクチク痛くて授乳がツライ!という場合もあるでしょう。
そんなときは搾乳がおすすめです。
搾乳機よりも、手で搾乳するのがいいですよ。
わたしも、搾乳機を使ったことがあるんですが、痛いんですよね~。
あとから知ったんですが、搾乳機は母乳に負担がかかってしまうんですって。
搾乳するタイミングですが、赤ちゃんに授乳する直前がベスト。
特に、授乳間隔が空いてしまい、乳房がパンパンに張っていると
授乳のときの痛みが増してしまうので、搾乳をすると痛みも和らぎます。
搾乳の目安は、乳輪が柔らかくなっているか?がポイント。
耳たぶぐらいの柔らかさになっているのが理想的です。
搾乳する量や時間の長さにこだわらなくても大丈夫ですよ。
また、授乳しても赤ちゃんが途中でウトウトして眠ってしまったりで、
なんだかスッキリしないな・・というときも、搾乳してみてください。
母乳の飲み残しも詰まりの原因になります。
授乳のあと、腕を伸ばしてみるとよくわかりますよ。
腕が伸ばしづらいところ、乳房が突っ張るような部分がある場所は
母乳が溜まっているところです。
白斑のケア
頻回授乳や搾乳を続けていると、やがて白斑が破裂します。
この時点で、母乳の通り道が開通するので、痛みが和らぎ
「はぁ~、よかった~、これで安心~」と思ってしまいます。
でも、実はこのあとが大変なんです。
白斑が破裂したあとは傷があるのと同じ状態。
放っておくと、感染のリスクもあるため、きちんとケアをしないと
また痛い思いをしてしまうんです。
そこで、登場するのが「デスパコーワ」という口内炎の薬。
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口内炎の薬ですので、少量であれば赤ちゃんの口に入っても大丈夫です。
また、ステロイドも入っていないため、安心です。
ケアの仕方は簡単。
授乳のあと、白斑にデスパコーワを塗ってラップで保護します。
痛みも和らいで、傷も早く治りますよ。
一週間を目安に続けてくださいね。
白斑の治し方で絶対にやってはいけない方法
ある日突然、乳首に出来てしまった白いニキビのようなかたまり。
ムリヤリ指で取ろうとしたり、
ましてや針で穴をあけようなんて、絶対にしないでくださいね・・!!!
外から刺激しても何の解決にもならないんです。
むしろ、余計に傷ができて痛い思いをしてしまいますよ。
白斑が一度出来ると母乳の間は繰り返す
一度でも白斑が出来てしまうと、繰り返してしまうものなんです。
どんなに頻回授乳を心がけていても、授乳の姿勢を気を付けていても、
食事内容を見直して水分補給していても・・です。
わたし自身も、何度も白斑が出来てしまい、
その度に自己嫌悪に陥っていましたが、授乳をしている限り仕方ないんです。
「あぁ~、またか~、仕方ないな~」と気持ちを切り替えて
付き合っていってくださいね。
母乳の時期を過ぎたからこそ、言えることかもしれませんが、
一生授乳するわけではありませんので、白斑の悩みは今だけです。
ただ、とは言っても、ケアするのは忘れないでくださいね。
母乳の出口が詰まってしまっているサインですので、
乳腺炎を引き起こしてしまう可能性もあります。
もし、心配なら自治体の助産師さんや産院に相談したり、
母乳外来へ通院してみてください。
母乳の悩みって、なかなか人に相談できないし、
小さい赤ちゃんを抱えて病院に行くのは結構大変です。
でも、一人で抱え込んでしまい、母乳のトラブルを悪化させるのはもっと危険です。
わたしは二人の子供を母乳で育てましたが、
二人目の授乳のときも、悩みは尽きませんでした。
わたしの場合、自治体で月に2回ほど、育児相談会を実施しているんです。
子供の身体測定や、助産師・栄養士に悩み相談もできるんです。
もちろん無料ですので、身体測定のついでに
日頃の育児の悩みを聞いてもらい、適切なアドバイスをもらえたので
すごくスッキリしました。
もちろん、病院でしっかり診てもらって早く治す!というのも大事です。
同じ悩みであっても、個々人によって程度はさまざまだと思いますので、
診察してもらうと安心ですよね。