授乳直後に赤ちゃんが泣いてしまうと、「母乳が足りてないのでは!?」と
不安になってしまいますよね。
オムツも交換したし、せっかくウトウト気持ちよさそうにしていたのに、
急に泣き出してしまう赤ちゃん。
わたしも、特に上の子が授乳をしたばかりなのに、よく泣いていて
「母乳が足りないのかな?」と思いミルクを足しても泣き止まず、
結局また授乳をする・・という繰り返しでした。
再び授乳をして泣き止んでくれるなら・・まぁ、いいか・・
と思いつつも、やっぱり母乳が足りてないのかなぁ?それとも他に原因があるのかな?
と気になっていました。
そこで、調べてみたところ、母乳が足りているかどうか判断する方法や、
授乳直後なのに、赤ちゃんが泣いている原因が判明しました。
母乳が足りているかどうかは、おしっこの回数で判断できます。
1日6~8回以上出ていて、1回汚れるおむつの面積が
両手の人差し指と親指で輪っかを作ったときよりも大きければ、
母乳の量は足りている、と判断できます。書籍「最強母乳外来」より引用
母乳の量が足りているのに泣く原因は、
- 「お腹が苦しい」
- 「眠いのに眠れない」
という理由がほとんどのようです。
授乳直後に泣くのは「よくあること」心配しなくても大丈夫!
授乳直後に赤ちゃんが泣くのは、実はよくあることなんです!
「もしかして、母乳が足りないから、お腹が空いて泣いているのでは?」と
不安でとても悲しい気持ちになってしまうかもしれませんが、
母乳が足りないから泣くとは限らないんです。
特に、新生児の赤ちゃんは満腹中枢が未発達。
生後3か月ころまでは「お腹いっぱい」という感覚がないんです。
そのため、赤ちゃんは疲れて眠くるまで母乳を飲み続けるよう、
本能的にインプットされているんです。
なるほど。だから、ミルクを足しても泣き止まなかったんですね!
授乳時間がダラダラと長く、場合によっては1時間以上かかってしまうことも、
実は珍しくないんです。
満腹中枢が形成される、生後3か月過ぎころからは、
徐々に赤ちゃんが「お腹いっぱい」の感覚がわかるようになってきますので、
授乳の間隔や生活リズムを整えやすくなってきます。
授乳に1時間以上かかってしまってツライ・・と悩んでいるママ、
別の記事で詳しく解説していますので、あわせて読んでくださいね。
授乳時間がダラダラ長い赤ちゃん1時間以上かかる本当の理由は2つ
母乳が足りないから泣くとは限らない!
母乳やミルクをいくら足しても泣き止まない赤ちゃん。
ママも精神的にも体力的にも、かなり疲れてしまいますよね。
もしかしたら、「お腹が苦しい」「眠いのに眠れない」ことが原因かも。
お腹が苦しい
ゲップを出してあげると、赤ちゃんのお腹が落ち着いてグズリが解消されるかもしれません。
赤ちゃんのゲップを出す方法、たて抱きにして背中を優しくトントンする方法が一般的ですよね。
ゲップがでなくても、5分ほどで切り上げてしまってOKです。
でも、ゲップがなかなか出ず、苦しそうに泣く場合は別の方法も試してみてください。
- うつぶせにする
- お座りさせる
- あお向けにして脚をM字にする
どの方法も、適度に赤ちゃんのお腹に圧がかかるので、ゲップが出やすいんです。
ただ、イヤがってさらに泣いてしまう場合は、ムリに続けないでくださいね。
泣くと、さらに空気を飲み込んでしまって、苦しくなってしまいます。
ただ、首がすわってない新生児の赤ちゃんをうつぶせにしたり
お座りさせたりするのは、大変ですよね。
コツや注意点などの詳細は別の記事でご紹介していますので、
気になる方は読んでみてくださいね。
新生児の赤ちゃんのゲップが全然出ない!苦しそうに泣く場合の対処法
眠いのに眠れない
赤ちゃんは自分で眠るのが下手っぴだと言われています。
オムツも替えてスッキリしているはずだし、母乳も飲ませたし、
いつもならウトウトして眠る時間なのに、今日は泣いてしまってなかなか寝てくれない!
そんなときは、いわゆる寝グズリかもしれません。
赤ちゃんはママに抱っこされて、たくさん母乳を飲んで幸せ、
ママの腕の中でウトウト・・していたのに、急に布団に下ろされて不安に!
うわぁ~ん、大好きなママ、どこ!?なんて思っているかもしれません。
そんなときは、気を取り直して、もう一度授乳するのも一つの方法ですが、
すでに1時間以上も授乳しているのに・・また!?など、
授乳するのが困難に思えることもありますよね。
そんなときは、抱っこでスキンシップしてみて。
ただ、家の中とはいえ、ずっと腕の力だけで抱っこするのはかなり大変ですよね。
わたしの場合、家の中でも抱っこ紐で抱っこしてました。
特に、エルゴの抱っこ紐は使い倒しました!
ただ、しっかりした作りになっている分、最初は硬いなと感じ、
馴染んで使い慣れるまで、少し時間がかかりました。
でも、かなり丈夫なので、上の子、下の子と二代で使いました。
天気が良ければ、ママの気分転換も兼ねて、思い切って散歩に出かけるのもおすすめですよ。
新生児の赤ちゃんが授乳後にすぐ欲しがるのはやっぱり母乳不足?
明らかに、おしっこの回数・量が少ない、
赤ちゃんの体重が思ったように増えず、ミルクを足すように指導された、
という場合は、きちんとミルクを足してくださいね。
なぜか、ミルクを足すことに罪悪感を抱いてしまうのですが、
母乳育児でも、ミルク育児でも、赤ちゃんはスクスク元気に育つので心配いりません!
でも、いつかは完全母乳育児を目指して頑張りたい!
母乳の量を増やしたい!と考えているママ、まずは食事と水分に気を付けてみて。
よく「ストレスを溜めないように」とか「適度な運動とじゅうぶんな睡眠を」
なんて言われることがありますが、ハッキリ言ってこれはムリです!
慣れない育児でストレスは溜まるし、寝不足になるのは当たり前。
運動する時間なんて、ありません!
そこで、手っ取り早いのが食事と睡眠。
食事は、和食中心の食生活を心がければ、自然にバランスがとれた食生活になります。
中でも、手軽に摂れて母乳にいいとされている食べ物がこちら。
- 白米
- 納豆
- わかめ・海苔などの海藻類
- 大根・にんじん・ごぼうなどの根菜類
根菜類を使った煮物「筑前煮」は、特におすすめですよ!
時間があるときに大量に作ってもいいですし、面倒ならお惣菜でもOKです!
次に、水分です。
個人的には、水分補給がいちばん母乳育児を成功させるための効果を実感しました。
ノンカフェイン・ノンカロリーの飲み物を1日2リットルを目安に飲んでみて。
水・麦茶・ルイボスティーなどがおすすめです。
いっきに大量の水分をとるのは難しいと思うので、マグボトルを用意して
常に手元に置いておくと、ちょこちょこ水分補給ができますよ。
また、食事でも水分が摂れるといいですね。
汁物や鍋物などは、簡単に作れるし、野菜もたっぷり摂ることができるのでおすすめです。
あとは、母乳にいいと言われている飲み物にも効果が期待できます。
中でも、たんぽぽコーヒーとごぼう茶は、有名ですよね。
たんぽぽコーヒーとは、たんぽぽの根から作られている飲み物。
たんぽぽコーヒーはクセが強くて飲みづらい・・という印象だったのですが、
がばい農園さんのたんぽぽコーヒーは飲みやすいと好評。
甘みが強く香ばしい麦茶のような味わいです。
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ごぼう茶は、最近スーパーでも見かけますが、
ネット購入の方が、断然コスパがいいんです。
ごぼう茶には、イヌリンという食物繊維も含まれているため、便秘の解消も期待できちゃいます。
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授乳直後なのに、赤ちゃんが泣いてしまうのは、
ほとんどの場合「眠いのに眠れない」「ママとくっついていないと不安」など
甘えたい場合がほとんどなんです!
「母乳が足りないのでは?」という心配は、ほとんどの場合は無用です。
赤ちゃんに真剣に向き合えば向き合う程、ちょっとしたことが心配になったり、
不安になってしまうと思いますが、実はさみしくて泣いていただけだったなんて・・!
すごく愛しく感じますね。
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