母乳が急に張らなくなると「母乳が出が悪くなったのでは!?」と不安に思いますよね。
ですが大丈夫。
多くの場合は、溜まり乳から差し乳へ移行しただけなんです。
とはいえ、本当に差し乳になっただけなのか?
それとも、母乳の量が減ってしまったのか?を自分で判断するのは難しいですよね。
ですがズバリ、「赤ちゃんのオムツが1日6回以上汚れている」なら母乳は足りている!と判断できるんです。
差し乳になると母乳が張らない上に、搾乳してもほとんど出ないため、心配になりますよね。
ですが搾乳による刺激よりも、赤ちゃんの吸う刺激の方が強いため、授乳ではきちんと母乳が出ていることがほとんど。
気にし過ぎなくて大丈夫ですよ。
母乳が急に張らなくなったのは差し乳になったから
個人差はありますが、産後数週間~数か月後に母乳が張らなくなるママもいます。
わたしは、産後3か月ぐらいで母乳の張りが落ち着きました。
いわゆる「差し乳」という状態です。
赤ちゃんが欲しいときにだけ母乳が生産させる!という状態になるんです。
けど、急に張らなくなると、やっぱり不安ですよね。
母乳バッドが必要なくらい、たくさん母乳が出ていたのに、もしかして母乳の量が減ったのでは!?
このまま母乳が止まったらどうしよう…
と考えてしまいますね。
ですが、漏れるほどの母乳がいい母乳とは限らないんです。
むしろ、母乳が張る「溜まり乳」はトラブルも多いんですよね。
わたしも、授乳間隔を空けすぎてしまってしこりが出来、乳腺炎になってしまったことがあります。
張ったまま授乳をすると、母乳が勢いよく出てしまうため、赤ちゃんがむせて上手く飲めないことも。
さらに、張ったままの授乳は乳口(母乳の出口)への負担が大きいため、乳口炎(白斑)も起きやすいんです。
溜まり乳の扱いは大変なんです。
差し乳は絞っても出ない!
溜まり乳へ差し乳へ移行することは、悪い事ではありません!
ですが、デメリットも。
差し乳になると、搾乳しても母乳が出にくくなってしまうんです。
赤ちゃんの吸う刺激で母乳の生産スイッチが入るようになったため、手で搾ったり搾乳器を使ってもなかなか出ないんです。
赤ちゃんの吸う力が弱かったり、直母での授乳が難しい方の場合、搾乳で与えていたママもいらっしゃると思います。
搾乳しても母乳が出ないと、不安に思ったり不便に感じることも出てきてしまうと思います。
ですが、決して母乳の生産が止まってしまったワケではありません。
24時間、微量ですが母乳は作られ続けているんです。
そのため、うっかり授乳時間を空けすぎてしまわないよう、注意することも必要です。
差し乳でも、つまりやしこりなどで、乳腺炎になってしまう可能性はあるんです。
「張ってて辛いな…」と感じるときは、搾乳してくださいね。
また、搾乳した母乳を赤ちゃんに与えたいとき、母乳の量にこだわらず、時間を決めて搾乳してみて。
その方が、気持ちもラクになりますよ。
さらに!
個人的には、母乳にこだわり過ぎるのも良くないと思います。
なぜか、ミルクを与えることに罪悪感を感じてしまうんですよね。
母乳が出にくい・自信が持てない…は、育児が辛くなってしまいます。
適度にミルクに頼ることも時には必要ですよ。
母乳が張らなくても母乳不足とは限らない
母乳が急に張らなくなると、いちばん心配なのが「母乳が足りてないのでは?」と感じてしまうことですね。
母乳が足りているかどうか?は、ずばりおしっこの量で判断することができます!
1日6回以上、おむつ交換しているのであれば、母乳は足りている!と判断できます。
赤ちゃんの体重増加ばかり気になってしまいますが、家庭でグラム単位ではかる体重計はないですよね。
あったとしても、気にし過ぎはよくありません!
どうしても、母乳不足では?と気になる場合は、
- 夜間授乳を積極的に行う
- ママは水分をたくさん摂る
などがおすすめ!
夜間は母乳を作るホルモンが活発になるため、深夜の時間帯にしっかり授乳すると母乳の量もアップすると言われているんです。
さらに、授乳中ってのどが渇きませんか?
実際、母乳を与えるとママはたくさんの水分を消費しているんです。
水や麦茶、ルイボスティーなど、ノンカフェインの飲み物なら何でもOKです!
赤ちゃんのお世話に追われ、ママはついつい自分のことは後回し。
気付いたら、水分補給もトイレにも行ってなかった…!なんてことも、珍しくないですね。
一気にたくさん飲む必要はありませんので、こまめに水分補給してくださいね。
わたしの場合、飲むのを忘れないようにするために、マグボトルにお茶を淹れて、いつも手元に置いてました。
産後のむくみ解消にも、水分補給おすすめです!
ただし、冷やしすぎはよくないため、夏でもキンキンに冷やした飲み物は控えてくださいね。
まとめ
母乳が急に張らなくなると、「母乳が出なくなったのでは!?」と心配になりますね。
ですが、これは差し乳に移行しただけなんです。
赤ちゃんが飲みたいときに、必要な量の母乳が生産されるようになったんです。
需要と供給の量が一致した!というイメージですね。
むしろ、母乳の痛い張りから開放されますし、乳腺炎などのトラブルも起きにくくなります!
とはいえ、母乳の生産がストップしたワケではありません。
うっかり授乳時間を空けすぎてしまうと、差し乳でも乳腺炎になる可能性はあるんです。
溜まり乳でも差し乳でも、授乳の間隔は空けすぎず、赤ちゃんが欲しがるだけ与えるのを忘れずに心がけてくださいね。
とはいえ、夜中の授乳などは眠くて空いてしまうこと、ありますよね。
そんなときは慌てず、搾乳して乳輪まで柔らかくなってから授乳してくださいね。
その方が、赤ちゃんも吸いつきやすいですし、母乳への負担も和らぎます。
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