授乳時間は15~20分ぐらいが平均、と言われていますよね。
ですが、たった5分の授乳でも満足して、ウトウトしちゃう赤ちゃん。
「ちゃんと飲めてないんじゃないの?」と不安になりますよね。
ですが、体重の増加が順調で(※成長曲線ギリギリでも入っていれば大丈夫!)、1日のおしっこの回数が6回以上であれば、問題ありません!
授乳時間が短い子はちょこちょこ飲みを繰り返す子で、授乳間隔も短くなりがち。
これが、その子の母乳の飲み方で個性ですので、何の心配もいりません!
ただ、明らかに母乳不足が気になる場合は、授乳回数を増やしたりミルクを足すなどの対策も必要です。
場合によっては、授乳トレーニングが必要な子もいます。
心配な場合は、ママ一人で抱え込まずに、産院や自治体の助産師さん、母乳外来などに相談してくださいね!
生後1か月で授乳時間5分は短い?
授乳時間が平均よりも短すぎると、「じゅうぶんな量の母乳を飲めてないんじゃないかな?」と心配になっちゃいますよね。
ですが、
- 順調に体重が増加している
- 1日のおしっこの回数が6回以上
であれば、母乳不足を心配する必要はありません!
母乳の飲み方も赤ちゃんそれぞれ。
- 短時間でゴクゴク勢いよく飲む子
- ちょこちょこ飲みをする子
などなど、赤ちゃんの個性なんです。
基本的に、生後3か月ぐらいまでの赤ちゃんは満腹中枢が未発達。
つまり、まだ「お腹いっぱい」という感覚がないんです。
では、どんなときに母乳を飲むのをやめるか?というと、「疲れたとき」「眠くなったとき」なんです。
比較的、小さく生まれた子は体力があまりなく、すぐに疲れてしまい授乳時間が短くなるようです。
一度の授乳でたくさん飲むことができない分、授乳間隔も短くなります。
「2~3時間おきに授乳しましょう」と言われることが多いと思いますが、授乳時間が短い赤ちゃんの授乳間隔は1~2時間ほどではないでしょうか?
一度の授乳でたくさん飲めない分、回数でカバーしているんですね。
授乳時間が5分と短くても、授乳回数が多く、おしっこも6回以上出ていれば大丈夫です!
ただし、授乳時間が短い上に、授乳間隔も3~4時間空いてしまう・・・という場合。
じゅうぶんに母乳を飲めていない可能性があります。
ずっと寝ている赤ちゃんは、一見手がかからなくて「いい子ちゃん」に思えますが、体力がなくて寝てばかりいるのかもしれません。
授乳回数を増やしたり、場合によってはミルクを足すことも視野に入れてくださいね!
もっと母乳を飲んで欲しいときの作戦
足の裏を刺激する
5分しか授乳してないのに赤ちゃんがウトウトし始めたら、足の裏を刺激して起こしてみて。
わたしも産院で教えてもらった方法なんですが、赤ちゃんが起こしたいときは足の裏を押すと刺激になるんです。
ママが思っているよりも、強めに押しても大丈夫です!
加減がわからないときは、健診や発育測定などのタイミングで、助産師さんに聞いてみてくださいね。
授乳回数を増やす
授乳時間が短くて気になるときは、授乳回数でカバーしてみて。
いつも昼間は3~4時間おき、夜中は5~6時間空いちゃう!という場合、母乳不足が心配です。
思うように体重が増えないと、母乳を吸う力もいつまでたっても強くなりません。
意識的に、2~3時間おきの授乳にしてみてくださいね。
夜はママも眠くてツライと思いますが、せめて3~4時間おきの授乳を心がけてくださいね。
オムツを替えると、赤ちゃんが起きてくれることもあります!
集中して飲めるよう環境を整える
もしかしたら、いろんなことに興味津々で、母乳を集中して飲むことができない子かもしれません。
テレビは消して、赤ちゃんが集中して母乳を飲める環境を整えてあげてください。
音楽ぐらいは流していてもOKですが、ゆったりできるクラシック音楽などがいいと思います。
ママも授乳中はスマホは触らず、赤ちゃんと向き合ってみてくださいね。
授乳のトレーニングが必要かも?
授乳時間が短い赤ちゃん、もしかして母乳が飲みづらいのかもしれません。
授乳の姿勢が悪かったり、赤ちゃんの吸い付きが浅いと、母乳は出ないんです。
実は、母乳の飲み方が下手っぴの赤ちゃんもいるんです。
上手に飲めるよう、トレーニングが必要になってきます。
とはいえ、ママと赤ちゃんだけで練習するには限界があります。
まずは産院に相談するのがおすすめです!
他にも、自治体の助産師さんに相談する方法もあります。
自治体によって制度はさまざまですが、わたしが住んでいる地域では、助産師さんが自宅に訪問してくれるサービスがありました。
赤ちゃん訪問とは別で、ママの授乳に関する悩みをとことん相談できます。
自宅ですので、人目を気にせず、授乳の姿勢や肩こり解消の運動など教えていただきました!
母乳外来に通院する方法もありますが、まずは一度、調べてみてくださいね。
無料で気軽に相談してもらえる場合が多いと思います!
まとめ
授乳時間が短いと心配になっちゃいますよね。
ですがその分、授乳回数でカバーできていれば問題ありません!
たった5分の授乳時間でも、勢いよく飲んで疲れ果てちゃう子もいますし、ずーっと母乳に吸い付いて離れない子もいます。
新生児の授乳時間の平均は15~20分と言われると、その範囲内におさまっていないと不安になりますよね。
ですが、あくまで平均です。
育児書どおりにいかないのが育児なんです。
というのを、産院の助産師さんが言ってました。
「たとえば、【40歳の女性の生活】みたいな本があっても、あてはまらない人の方が多いよね?睡眠時間や食事の時間はそれぞれだよね?」と。
その話を聞いて、わたしも妙に納得しました。
赤ちゃんも、生まれたときからそれぞれ個性を持っている、他の子と比べなくても大丈夫!ということなんですね。
ただ、おしっこの回数が少ない、体重がなかなか増えない・・・と心配な要素がある場合は、母乳不足かもしれません。
一人で悩まず、ぜひ産院や自治体の助産師さんへ相談してくださいね!
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