夜間授乳は、寝ている赤ちゃんをわざわざ起こしてまで授乳をする必要はあるの?と、ふと疑問に思うことがありますよね。
せっかくスヤスヤ気持ちよさそうに寝ている赤ちゃん。
わざわざ起こして授乳をすると、結局また寝かしつけをしなきゃいけない…。
それに、ママ自身も朝までグッスリ眠れないと体調を崩しやすくてしんどい。
夜間の授乳がストレスになるぐらいなら、思い切って夜間断乳しようかな?…と思うママもいますよね。
ですが、ちょっと待ってください!
あまりに早い時期、新生児のうちから夜間の授乳間隔を空けすぎてしまうと、
後悔することに。
母乳の量が多いママは、しこりや乳腺炎のトラブルに。
逆に、母乳の出が悪いママは、もっと母乳が出なくなってしまいます。
さらに、よく寝る子ほど、頻回授乳を心がけないと体重がなかなか増えない…というトラブルも引き起こしてしまうんです。
良く寝る子でも、わざわざ夜中に起こして授乳することには意味があったんですね。
水分不足だと、赤ちゃんの脱水や肌荒れも気になります。
夜間授乳は、最低でも生後10か月までは続けてくださいね!
夜間授乳で起こさなくてもいいバターンとは?
- 生後10か月以降
- 離乳食が3回になってる
- 風邪をひいてないとき
- 体重増加が良好
- 1日6~8回
まずは、生後10か月以上!というのは必須の条件です。
特に、まだ新生児のうちから夜間授乳を極端に減らすのは危険です。
まだまだ、1回の授乳でたくさん飲むことができないため、回数でカバーするしかないんです。
新生児のうちから夜間授乳を怠ってしまうと、なかなか体重が増えない・水分不足で肌がカサカサする、などのトラブルも引き起こしてしまいます。
離乳食がしっかり3回食べられるようになるまでは、夜中の授乳は大切なんです。
よく寝る子は、一見手がかからず育てやすいように感じてしまいますが、もしかして体が小さめで体力がないのかも。
月齢が進んで体が大きくなってくると、1回の授乳でたくさん飲めるようになってきますので、それまでは授乳回数を気にしてあげてくださいね。
こんなときは起こして!夜間授乳が必要な場合
- 生後6か月未満
- 離乳食の食べムラがある
- 体重が成長曲線より下
- 母乳が不安定
まだ離乳食がスタートしてない時期は、まだまだ夜間授乳は必須です。
また、ママの母乳も、産後半年ぐらいまでは安定しない時期が続くと思います。
夜間の授乳間隔をあけすぎると、パンパンに張って苦しくなることもありますよね。
放っておくと、しこりが出来、乳腺炎になっちゃいますので、数時間おきの授乳はママ自身のためにも必要です。
また、夜間の時間帯は母乳を作るホルモンが活発になる時間帯。
深夜に授乳することで、赤ちゃんも効率よく母乳からの栄養を吸収しているんです。
母乳の量が増えない…と悩んでいるママも、夜間に頻回授乳することで、劇的に母乳の量がアップすることが期待できるんです。
夜間授乳は眠気との戦いですが、ママにも赤ちゃんにもメリットがありますので、がんばってみて。
ここを乗り越えると、母乳育児がグンとラクになります!
夜中の授乳を乗り切るコツ
とはいえ、夜間授乳はやっぱり眠くて大変…ですね。
夜間授乳の間隔の目安はこちら。
- 新生児:2~3時間おき
- 生後3~4か月:3~4時間おき
- 生後5~6か月:夜中に1回ほど
ですが、あまり夜間に起きない子で、わざわざ起こすのも大変…というママは、こんな方法もあります。
- 夜9時:寝かしつけの授乳
- 夜0時:ママが寝る前に授乳
- 朝6時:起床&授乳
夜中に起こされる回数が1回でも減ると、「ぐっすり眠れた!」と感じ、スッキリします。
夜9時の寝かしつけでいっしょに寝落ちしちゃったり、深夜3時ぐらいに再度起こされる場合もあるかもしれませんが、ぜひ、試してみてください。
夜中に授乳したくても起きない赤ちゃんはどうしたらいい?
キレイに手を洗って搾乳をして、母乳のコンディションはバッチリ!ついでにお手洗いにも行ったし、いつでも授乳できるわ!
と準備万端にしても、ぐっすり眠っている赤ちゃん。
なかなか起きてくれない子もいますよね。
そんなとき、「赤ちゃんの足の裏を強く押して起こす」のは有名は方法ですよね?
わたしも、入院中に産院で助産師さんの教えてもらいました。
加減がわからない!という方は、赤ちゃんの健診のときや、自治体で行っている育児相談の機会にでも、確認してみてくださいね。
ですが、足の裏を押してもなかなか起きないんですよね~。
そんなとき、わたしはオムツ替えをしていました!
わさわさとお着替えを始めると、さすがに起きるみたいでした。
オムツを替えて、スッキリしたところで授乳をするとすんなり飲んでくれます。
20分ほど授乳をしているとウトウトしてくるので、ソファから布団へそーっと移動、そのまま布団に置くか、寝るまで添い乳すると、だいたいすんなり寝てくれました。
夜間授乳が辛い!わたしはコレで乗り切った体験談
夜間授乳って、寝不足になるし、夜中に起き上がるのってツライですよね。
でも、ちょっと妊娠中のことを思い出してみてください。
妊娠中ってトイレが近くなるので、夜中に何度もトイレで目が覚めていた、という方、多いのではないでしょうか?
実はコレ、夜間の授乳のために、夜中に起きられるように体が練習をしていた、と言われているんです。
もうママの体は夜中に起きることができるよう、トレーニング済みなんです!
・・・とは言っても、特に寒い冬の時期の授乳は辛いですよね。
わたしの場合、この3つで乗り切りました!
- エアコンのタイマーをセットする
- サッと羽織れるものを枕元に置いておく
- あったかいスリッパを用意しておく
寒さが軽減されるだけで、随分起きやすくなります。
特に、冬の時期の夜間授乳は本当に辛いと思いますが、使える物は駆使して乗り切ってくださいね!
夜間授乳をおろそかにしてしまうと、赤ちゃんの体重が増えなかったり、脱水を引き起こしてしまったりと、余計な心配をする羽目になっちゃいます。
大丈夫です。
今は、夜間授乳が辛いかもしれませんが、月齢が上がると自然に回数が減っていきます。
夜間授乳には、必ず終わりがあります!
まとめ
夜間授乳って、ホントにツライですよね…。
朝まで連続して眠れないのって、想像以上にキツイですし。
ですが、夜間授乳を怠ってしまうと、赤ちゃんの体重が増えない、水分不足で脱水や肌荒れしちゃう…など、余計なトラブルの元になっちゃうんです。
離乳食がしっかり食べられるようになってから、夜間断乳を検討してくださいね。
夜中の授乳がどうしてもツライ…という場合、ママが寝る前にしっかり飲ませる!という方法はとってもおすすめです!
ミルクも併用していいので、たくさん飲ませると、朝までぐっすり眠ってくれる子もいます。
ママが少しでもラクになる方法が見つかるといいですね。
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