実は、「がんばれ」よりも「がんばってるね」と
子どもを認める言葉の方が、子どもの心に響くんです。
他にも、当たり前の言葉ですが
「ありがとう」「助かる」「うれしい」の言葉。
子どもに言ってますか?
子育てでは時には、叱ることも必要ですが、
叱ってばかりいるより、ほめるほうが、子どもの心は健全に育ちます。
叱って親の言いなりにするのか?ほめてやる気を引き出すか?
あなたはどちらの子育てを選びますか?
子どもに「がんばってるね」とほめるとどうなる?心理的な効果は?
「がんばってるね」と言われると、
自分が認められ、ほめられているような嬉しい気持ちになりますね。
「がんばってるね」と言われて、イヤな気持ちになる人、
言ってはいけない人はいません。
では、「がんばれ」はどうでしょう。
「がんばれ」という言葉、励まそう・応援しようと思ったとき、
相手にエールを送りたいとき、よく使いますね。
「がんばれ」と言われて、「よし、がんばろう」と
気合が入る場合もあります。
ただ、注意したいのが、
がんばってるのに「がんばれ」と言われたとき。
「これ以上、できないよ!どうしたらいいの?」
という気持ちになってしまいます。
親から見ると、子どもは
「いや~、うちの子は全然がんばってないな~」
と思うかもしれません。
しかし、子どもは子どもなりに、
学校や保育園・幼稚園の生活の中で
ガマンしたり苦労していることがあるのです。
うちの場合も、家ではのんびりゴロゴロ、なーんにもしてませんが、
保育園や学校の先生と個人面談で話を聞くと
「あら、外ではがんばってるのね」と思い直すことがしばしばです。
では「がんばってるね」とほめるようにすると、
子どもの心理はどうなるでしょうか?
たとえば・・
「わー、寝坊したー!」
「もう!もっとがんばって起きなさいよ!」
と言いたいところをガマンして・・
「でも、昨日より少し早いじゃない。がんばったのね」
すると、子どもは
<よし、明日からは早起きするぞ>
と思ってくれるものなんです。
子どものがんばりを認める・ねぎらうと、
自然と「よし!」と子ども自ら「がんばろう」
と思ってくれますよ。
これ、大人も一緒です。
夫婦のあいだでも、使ってみてください。
会社の同僚・部下にも言ってみてください。
きっと、あなたの人間関係が良好になりますよ。
子どもはほめると伸びます。やる気も引き出すあの言葉
子どものがんばりを認め、ねぎらい、ほめてあげると、
自然と子ども自ら伸びていきますね。
では、子どもへのほめ言葉って、他にどんなものがあるでしょうか?
そうです、「ありがとう」「助かったよ」「うれしいよ」ですね。
この言葉は、どんどん使ってください。
子どもは親にほめられると
「自分の存在は、親の役に立つんだ」
「親をよろこばせることができた」と
<自信>がついてきます。
しかし逆に、叱られてばかりの子どもはどうなるでしょうか?
「自分がいると、親はいつもイライラしている」
「自分なんて、いないほうがいいんだ・・」と、
子ども自身の<自己評価>がどんどん下がってしまいます。
たとえば、お手伝いをして欲しい、と思っているとします。
叱った場合・・
「少しは手伝ってよ!」「手伝おうっていう気持ちはないの!?」
まぁ、わかりますよ。
親だって疲れていたり、気持ちも時間も余裕がなければ、
「手伝いなさい!」という言い方になってしまいます。
では、肝心のお手伝いはしてくれるでしょうか?
もしかしたら、渋々、文句をたれながら、
その日だけは手伝ってくれるかもしれませんね。
しかしこれでは、親も子どもも気持ち良くありません。
怒ると疲れますしね。
時間はかかるかもしれませんが、
手伝ってくれるのをじっと待ってみましょう。
いつもはお手伝いしないのに、
たまたまやってくれたらチャンス到来です!
ほめた場合・・
「あら、手伝ってくれるの?助かるわ~、うれしいわ~」と
声をかけてみてください。
すごく嬉しそうな顔をすると思いますよ。
「ほめられて嬉しい」という体験をしますので、
徐々にお手伝いの回数が増えていくでしょう。
ほめる言葉で子どもの方向づけをするんです。
自然と自主性も育ってきます。
ところで、子どもに「ありがとう」って言ってますか?
親は子どもに「ありがとうは?」「お礼は言ったの?」と
求めることの方が多いのではないでしょうか。
「ありがとう」は人間関係の基本と言われています。
親子の間でも例外ではありません。
ほんのささいなことでも構いません。
ぜひ、子どもに「ありがとう」と言ってみてください。
え?子どもをほめるところがない?では言い換えてみましょう!
うちの子は全然言うこと聞かないし、のんびりマイペースな性格だし、
ほめるところなんて無いわ!と思っている方。
他の子と比べてしまうと、自分の子どもの性格はマイナスに捉えがち。
しかし、その子の性格の本当の裏側を知ると、
とっても愛おしく感じますよ。
意地っ張りな子
→本当はナイーブで人一倍気を遣うし、優しいことろがあります。
自己主張する子
→自分の意思をちゃんと持っています。
のんびりマイペースな子
→何事にも、じっくり真剣に取り組む、真面目な性格です。
やんちゃな子
→元気のエネルギーをいっぱい持っています。
まわりの人に元気を与えてくれます。
ぜひぜひ、否定よりも肯定、
マイナスよりもプラスの言葉に置き換えること、意識してみてくださいね。
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