初節句といえば、鯉のぼりや五月人形を用意しますね。
子どもの健やかな成長を願って、
「どんな節句飾りにしようかな~?」と
ワクワクした気分になります。
でも、鯉のぼりや五月人形を用意するにあたって、
「誰が買うの?」
「あんまりスペースが無いからどうしよう・・」など
悩みもでてきてしまいます。
そこにさらに、両家の意見が食い違ってしまうと
そりゃ・・もう・・大変なことに。
そのために大事なことは、
「夫婦でしっかりと意見を持つこと」です。
そのためにも、まずは「五月人形と鯉のぼりを揃える意味」
「一般的には誰が買うの?」という基本的なことを押さえておきましょう!
初節句に鯉のぼりと五月人形は両方必要?
まず、なぜ初節句に鯉のぼりや五月人形(兜や鎧飾り)を飾るのか?
を見ていきましょう!
鯉のぼりを飾る意味
鯉のぼりは、屋外に飾るのが一般的ですね。
「外飾り」と言われることもあります。
屋外に飾ることで、
- 神様に守ってもらえるよう目印にする
- 近所に後継ぎが生まれたことを知らせる
という役割があるんです。
また、諸説あるのですが、いちばん有名な意味は、
「子供の立身出世を願うため」に飾ると言われています。
鯉が滝を登り、龍になったという中国の話、
ご存知の方も多いはず。
龍は出世の象徴と言わるため、
「子供の立身出世を願うため」
鯉のぼりを飾るようになりました。
五月人形(兜・鎧飾り)の意味
五月人形は、鯉のぼりとは違い室内に飾りますので
「内飾り」と呼ばれています。
五月人形は
「子供を病気や事故から守り、健康で強く育っていくように」
という意味を込めて飾ります。
つまり、鯉のぼりと五月人形とでは、
役割も込められている願いも異なるんですね。
そのため、端午の節句では
鯉のぼりと五月人形の両方を用意する風習があるんですね。
ただ、困ったことに、
- 飾るスペースを確保できない
- 収納する場所も困る
などの理由で両方揃えるのが難しい場合も。
最終的な結論としては、どちらか一方でもあればOKなのでは?
と個人的に思っています。
わが家もマンションですので、
飾るスペースに困ります。
そのため、五月人形しか買いませんでした!
鯉のぼりは、息子が保育園で作ってきた
手作り鯉のぼりを飾ってます♪
子どもが自分でいっしょうけんめい作ってきた鯉のぼり、
とても可愛らしくて嬉しい気持ちになります。
鯉のぼりは誰が買う?
一般的には、母親側の祖父母が購入する、
というのが昔からの風習です。
理由は、
嫁にいった娘と、可愛い孫の顔をみるための口実に、
母親側の祖父母が初節句のお祝いを購入し、
夫側の家に持参していたんです。
昔は同居が当たり前。
「娘に会いたいわ~」とか
「可愛い孫の顔がみたいわ~」とか
気軽に言うことができなかったんですね。
そして、初節句のお祝いをいただいたお礼として、
夫側の家でお祝いの席を設けて、
食事をふるまっていたんだそうです。
でも最近では、「どちらが買う!?」と揉めることも・・。
妻側の家が用意する場合もあれば、
両家で折半したり、
祖父母ではなく両親が準備をしたり、
と、家庭によってさまざま!
余計なトラブルを生まないためにも、
両家ともに合意してから購入するのが平和ですね。
五月人形のお下がりはNG!どうして?
父親の五月人形がある場合、
「お下がりでいいのでは?」と思ってしまいますよね。
さらに、次男が生まれた場合は、
兄弟で共有すればいいのでは?という考えに至りますよね。
でも、五月人形の本来の役割から考えると、
お下がりや共有することは、あまり良くないと言われています。
これは五月人形が子供の身代わりとして
厄災から守ってくれるという役割を果たすためです。
つまり、父親の五月人形をお下がりにしてしまうと、
父親の厄災を引き継いでしまう、と考えられているんです。
また、「身代わり」の意味を考えると
兄弟間で五月人形を共有するのも良くないんです。
これが、五月人形はお下がりはダメ!
と言われている理由なんですね。
ただ、現実的には2つも五月人形を用意するのは難しいもの。
でも最近では、小さい五月人形や
下がり飾りと言って、壁に飾ることができるものも。
次男のために、何か用意したい!というご家庭では、
検討してみてくださいね。
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