西馬音内盆踊りの深い歴史と妖艶な雰囲気との密接な関係を徹底解説!

秋田

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20代のころ、秋田の実家に帰省したときにはじめて西馬音内(にしもない)盆踊りを観に行きました。
両親と主人の4人で出かけました。

正直・・あまり面白いと思わず、横手焼そばを食べて帰った記憶しかありません。(笑)

というのも、西馬音内盆踊りの楽しみ方を知らなかったんです。
700年も歴史がある西馬音内盆踊り。
秋田県内の中でも、アクセスは良くない地で開催されるのですが
多くのファンが虜になっていて、毎年たくさんの方が見物に訪れます。

有料観覧席も、当日販売は販売開始と同時並ばないとゲットできないほど。

西馬音内盆踊りの歴史や見所を知れば、きっと魅力にはまってしまうはず。
過去のわたしのようにならないためにも・・(笑)、見所や楽しみ方をしっかりご紹介します!

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西馬音内盆踊りの知られざる深い歴史と日本三大盆踊りと言われる所以

まずは、こちらの動画を見ていただけると、歴史や盆踊りの雰囲気がわかると思います!
秋田出身の佐々木希さんがレポートしています。

西馬音内盆踊りの起源については、はっきりとした文献が残っておらず、
全て言い伝えによる説しかありません。

豊作を祈願して、神社の境内で躍らせたのがはじまり、という説です。

その後、かつて西馬音内を納めていた城主の一族が滅び、
遺された臣下たちが君主を偲び、旧盆の時期に亡者踊りをしていました。

やがて、この二つの踊りが合流し、現在の西馬音内盆踊りになったと伝えられているんです。

しかし一度は衰退してしまった時期もあるんです。

大正時代、「風俗を乱すもの」として警察当局から弾圧を受け、
お祭りを開催する費用の調達もままならなくなり、存亡の危機を迎えました。

地元住民の復興を望む声と、私財をなげうってまで復興しようと尽くした地主の努力で、
たったの数年で元の西馬音内盆踊りの姿を取り戻しました。

五穀豊穣の祈願と先祖の霊を偲ぶ気持ちはもろろん、
年に一度の地元住民のお祭りとして、深く愛されてきたんですね。

日本三大盆踊りとは?

西馬音内盆踊りは、岐阜県の群上おどり、徳島県の阿波踊りと並んで
「日本三大盆踊り」と言われています。

西馬音内盆踊りは、激しい曲目とは裏腹に、静と動のコントラスが美しい優雅な踊りが披露されます。
芸術性が高く評価されており、国の指定重要無形民俗文化財となっています。

西馬音内盆踊りは「音頭」と「がんけ」の2種類で踊る

西馬音内盆踊りの曲には、「音頭」と「がんけ」の2種類があるんです。

西馬音内盆踊りの「音頭」とは?

秋田県民であれば耳にしたことがある、「秋田音頭」に似ている曲です。
”日本のラップ”という異名を持っている秋田音頭。

西馬音内盆踊りの「音頭」も即興的な歌詞を秋田弁で歌います。
歌詞の内容も、世の中を風刺したもの・ご近所との世間話・さらにちょっとご紹介できないような内容まで・・と、
かなり面白い内容で構成されています。

ご紹介できなかった内容については、ぜひ現地で確かめてください!

いつの時代も、人が興味関心を持つ内容は同じなんですね。

西馬音内盆踊り「がんけ」とは?

がんけの言葉の由来は、月夜を飛ぶ雁の姿を形容した言葉の雁形(がんけい)、
仏教を広めるという意味の勧化(かんげ)、
来世の幸せを願うという意味の願生化生(がんしょうけしょう)、などなど諸説あります。

「音頭」の曲との最大の違いはテンポ。
「がんけ」のほうがテンポが速く、踊りの難易度もアップします。

西馬音内盆踊りの「衣装」にも注目すると踊りの達人が見分けられる!

女性が中心となって踊る西馬音内盆踊り。

「編み笠(あみがさ)」×「端縫い(はぬい)」の衣装の女性が多く目立つのではないでしょうか。

編み笠は、成人の女性が被ります。

端縫いの衣装は、古い布をつなぎ合わせて作られています。
衣装を作るのに、実はルールがあって「袖口と裾は同じ柄の布を使う」
「布の配置は左右対称にする」という原則が存在ます。

だから、あんなに美しいんですね!
ただの布のつぎはぎだったら、キレイに仕上がりませんもんね。

やはり昔から女性の美に対する意識は強かったんですね。

次に「彦三(ひこさ)頭巾」×「絞り染めの浴衣」の衣装。

こちらは、未成年の女性と男性が被ります。

「彦三頭巾」は先祖の霊といっしょに踊る姿が具現化されたもの、とされています。
「彦三頭巾」の踊り手たちが加わると、「亡者踊り」の雰囲気が増します。

まれに男性なのに「編み笠」、「編み笠」なのに「絞り染めの浴衣」という踊り手さんが混じってます。
衣装のルールに反しているのですが、意図的に変装してるんです。
この踊り手さん、かなりの達人ですので見つけたらぜひ注目して鑑賞してみてください!

西馬音内盆踊りの見所はやっぱり最終日のクライマックス!

いちばんお祭りが盛り上がるのは、やっぱり最後の最後、クライマックスですよね。

踊りのスタートは子供たちも混じっており、かわいらしい盆踊りを披露してくれます。
しかし、子どもたちが抜けた後、大人だけとなった場面からが踊りが本格化します。

西馬音内盆踊りの魅力、妖しい雰囲気が増していきます。

お囃子も最高潮に盛り上がっていき、「甚句(じんく)」と呼ばれる
奥深い歌詞が歌い上げられます。

踊りの中にも回転の振り付けが入り、賑やかになります。
ちなみに踊り手が回転しやすいよう、足元には砂が敷かれていて、砂のこすれる音も風情を盛り上げます。
またこの回転の振り付けには「輪廻転生」の意味が込められているそうです。

基本的には顔を見せずに踊り続ける踊り子さんたち。
お祭りの最後の最後には、笠をとってお顔を披露してくれます。

西馬音内盆踊りせっかくなら有料席でとことん満喫!

せっかく訪れた西馬音内盆踊り。

有料観覧席の「仕切台」と言われる簡易的な指定席なら、最前列で盆踊りを楽しめます。

まるで平均台のような木製のイスですが、4名で5000円。
つまり、一人あたり1250円という計算になりますね。

わが家のように夫婦と両親で出かければ、ちょうど4人ですね。

有料の観覧席は予約と当日販売の2つの方法でゲットすることになります。

予約はハガキで申し込むという、ちょっと面倒な方法ですが(しかも往復ハガキって・・)
お祭りの当日に並びたくない、ゆっくり鑑賞したい、という方は利用してみてください。

正面のマス席は3名で9000円、つまり一人あたり3000円なので少し高め・・という印象ですね。

当日販売は、図書館近くの本部にて15時から販売されます。
お祭りは夜からですが、お昼頃に現地入りすればゲットできると思います。
先着順ですので、ご注意くださいね。

西馬音内盆踊りの有料観覧席についての詳細は、羽後町のホームページに記載されています。

ページが見つかりません | 羽後町

西馬音内盆踊りへのアクセスは車が便利

西馬音内盆踊りの会場は駅から離れているため、
公共の交通機関を利用する場合、電車から路線バスへ乗り継ぎをする必要があります。

断然、車での来場が便利ですよ。

会場周辺には有料駐車場が6か所用意されています。
※総合体育館の裏の駐車場は、バス専用ですのでご注意ください。

湯沢方面からお越しの方は、役場駐車場(450台)がおすすめです。

本荘方面からお越しの方は、西馬音内小学校または羽後中学校がおすすめです。

●西馬音内小学校(70台)

 

●羽後中学校(100台)

お祭り会場周辺は交通規制がありますので、事前に駐車場をご確認の上、
お出かけすると安心です。

※公式ページから引用
http://ugo.main.jp/pdf/0801.pdf

公共の交通機関を利用する場合、湯沢駅からバス30分「北都銀行角」で下車します。

西馬音内盆踊り周辺の観光情報

横手に隣接しているため、B級グルメで有名となった「横手焼そば」を堪能できます。

横手焼そばでグルメを堪能するのもいいですが、
個人的には「CAFE OHZAN(カフェ オウザン)森のカフェ」に行ってみたい!

東京にも進出している「CAFE OHZAN(カフェ オウザン)」。

手土産としてお菓子を頂いたことはあるんですが、本場の羽後町には行ったことがありません・・!

休日しか営業していませんが、秋田観光で訪れた方はぜひ立ち寄ってみてください。
古民家カフェのゆったりとした空間で、クロワッサンラスクを堪能できます。
見た目もとっても美しく、食べるのがもったいないほどです。

インスタ映えすることも間違いなし!
お土産を購入するのもいいですね。

西馬音内盆踊りの開催情報

開催日時:
8月16日 19:00~23:00
8月17日 19:00~23:00
8月18日 19:00~23:30

開催場所:
羽後町西馬音内字本町地内(通称本町通り)

※雨天の場合、会場は羽後町総合体育館

主催:
西馬音内盆踊り実行委員会

西馬音内盆踊りが神奈川県で観られる!

日本三大祭りとして全国的に知名度が高い西馬音内盆踊り。

実は、神奈川県の藤沢で観ることができるんです!
全国各地の有名な盆踊りが集結する「遊行の盆」というお祭りに西馬音内盆踊りも毎年参加してるんです。

開催場所の遊行寺とは、盆踊りの起源として伝えられている「踊り念仏」を広めた
一遍上人が建てたお寺なんです。

開催場所:遊行寺
最寄駅:藤沢駅(北口から徒歩15分)
開催時期:7月下旬の3日間

詳細は公式ホームページをご確認くださいね。
http://www.fujisawa-cci.or.jp/yugyou2018%20bosyu/index.html

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