4~5月頃にかけて出回る春の山菜。
タケノコ、タラの芽、フキ、ウドなど・・春を感じるおいしい食材ですよね。
わたしの出身、秋田でもゴールデンウィークあたりになると
タラの芽が野菜の直売所に出回ります。
うちの父は、山に山菜取りにでかけるほどです。
子どもの頃は、山菜は苦みがあって好きではありませんでしたが、
大人になってから楽しめるようになりました。
母直伝のおいしい山菜レシピと、
山菜の「記憶力アップ」「糖尿病予防」「花粉症などアレルギー症状の緩和」
「疲労回復」などなど、知られざる健康パワーに迫ります・・!
山菜の健康効果とは?冬に蓄えた栄養がたっぷり
春に出回る山菜は、寒い冬の山でたっぷりと栄養をたくわえているんです。
タケノコには「シロチン」という栄養素が含まれています。
チロシンを多く摂ると、記憶力の低下を防ぐと言われているんです。
タケノコを切ったときに、白い固形のようなもの、見たことありませんか?
これが「シロチン」なんです。
食べても害はないのでご安心くださいね。
ただ、タケノコのチロシンはうまみ成分でもあるのですが、
時間が経って酸化してしまうとエグ味になってしまいます。
ですので、タケノコを収穫したらすぐに湯通ししてしまうのがおすすめ。
もし、時間が経ってしまったときは、アク抜きをしてくださいね。
アク抜きの方法
- タケノコを洗い、穂先を斜めに切り落とす。
- 皮の部分に、タテに切れ目を入れる。
- 鍋にタケノコ・水・米のとぎ汁を入れて沸騰させる。
- 沸騰後は、弱火で40~50分煮る。
- お湯が自然に冷めたら、皮をむく。
水で冷やすのはNGです!自然に冷やすことでアクが抜けていくんです。
次に、タラの芽。
タラの芽には、「エラトサイト」という栄養素が含まれていて、
なんとタラの芽にしか存在しない栄養なんです。
「エラトサイト」は、糖分の吸収を抑える働きがあるため、
糖尿病の予防が期待できるとされています。
山菜のおいしい食べ方~タラの芽は天ぷらで!~
タケノコは、都内のスーパーでも見かけますね。
煮ても焼いてもおいしいタケノコ。
おすすめはずばり、タケノコご飯。
タケノコに含まれるチロシンは、ブドウ糖と一緒に摂ると
効果的に吸収できるので、タケノコご飯がおすすめなんです。
次にタラの芽。
あまり、馴染みがない方も多いのではないでしょうか?
実家の秋田では、タラの芽は天ぷらにするのが定番!
タラの芽独特の苦みが軽減され、まるで海苔のような香ばしい天ぷらに。
タラの芽を天ぷらにするとき、衣は付け過ぎないようにしてくださいね。
また、揚げすぎもおいしくないので、
衣は薄めに、さっと揚げるのがおいしく料理するコツですよ。
秋田ではもう一つ定番の山菜、フキ。
わたしの地元では「フキノトウ」なんて呼ばれています。
お浸しにしてもおいしいんですが、ちょっと苦みが強いです。
タラの芽と同様、天ぷらにするとサクッとおいしく頂けます。
最後に、フキ。
フキは煮つけが定番。
苦みが少ない山菜なので、お醤油ベースで煮つけにしてもおいしいし、
さっと茹でてしょうが醤油をつけて食べるのもおすすめです。
繊維が豊富なので、食感を楽しめますよ。
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